国語施策・日本語教育

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I 言葉遣いに関すること

3 敬語の問題

(2)国語審議会における敬語の取り上げ方

 世論調査(平成4年総理府,平成7年文化庁)によれば,国民の9割以上が今後とも敬語が必要であると考え,敬語を使うことに肯定的であると見ることができる。国語施策懇談会等においても,敬語に関する何らかのよりどころを求める声が,特に教育関係者の間で多かった。
 国語審議会がかつて建議した「これからの敬語」(昭和27年)は,敬語に関する唯一のよりどころとして各方面に影響を与えてきたが,40余年を経た現在の社会状況は建議当時とは大いに異なっている。
 今期国語審議会は,言葉遣いにおける主要な問題として敬語の問題を取り上げ,語彙・語法等言語的要素を主たる対象として,共通語における敬語について検討を行うこととした。そのために,まず「これからの敬語」の見直しを中心に論議を行って,問題点を明らかにすることに努めた。

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