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次第・議事要録 開会/庶務報告/前回の議事要録の確認

清水会長

 それでは,第7回国語審議会総会を開会する。
 初めに,事務局の方から,配布資料の確認と庶務報告をお願いする。

大島国語課長

 お手元にお配りしてある総会の次第の下の方に,本日の配布資料が書かれているが,御確認いただきたい。資料1が「第1委員会における論議の概要−5」,資料2が「第2委員会における論議の概要−5」である。
 それから,これから申し上げる資料を12月8日付けで一括してお送りした。まず,国語審議会第6回総会の議事要録,国語審議会第1委員会の第9回の議事要旨,第2委員会の第11回議事要旨,それから「字体・字形差一覧」「漢字出現頻度数調査」である。
 それから,第1委員会と第2委員会の開催状況について,御報告申し上げる。前回の総会は10月14日であったが,それ以降,第1委員会は10月29日に第9回,11月27日に第10回を開催した。また,第2委員会は10月21日に第11回,11月28日に第12回を開催した。また,11月17日と12月8日に第2委員会の字体小委員会が開催されている。それぞれの委員会における論議の概要については,後ほどそれぞれの委員会の主査から御説明をいただくことになっている。
 それから,通産省の工業技術院において,パソコンなどのローマ字入力方式についてJIS化を検討していることは,前回の総会でも少しお伝えしたところであるけれども,その後の状況について御報告する。
 パソコンなどのローマ字入力方式ということであるけれども,パソコンあるいはワープロで仮名漢字変換を行う前の段階として,ローマ字入力の場合には,ローマ字をまず入力して,それを仮名に変換し,更にそれを仮名漢字交じりの文字の列に変換する。こういう段階を踏むわけであるが,この前の段階,ローマ字を入力して仮名に変換するという段階で,ローマ字と仮名の対応関係,どのローマ字を入力したらどの仮名に変換されるかという対応関係をJISの方で決めようとしているわけである。日本工業標準調査会で審議をして,それをJISとして決めていこうという動きで,今,調査会でその検討がなされている。
 この問題は,ローマ字で仮名を出すための入力方式のことなので,ローマ字表記そのものを決めるものではないわけであるが,ローマ字の表記の在り方にやはり影響を与えるだろうということで,私どももローマ字関係団体の意見がきちんと反映されるようにということで,その仲立ちをして,11月8日にローマ字団体の関係者にお集まりいただき,JISの担当者からの説明を聞く機会を催したところである。国語審議会の委員の中では,水谷委員と西尾委員にもその会に御出席いただいた。
 なお,現在インターネット上でJIS側の案が公開レビューという形で公開されているという状況になっている。
 それから,国際標準化機構の漢字文字コード関係の国際会議への参加の件であるが,前回の総会で,文化庁からも国際会議に参加してはどうか,参加すべきであるというお話があった。国語課はこの会議の動きについて,従来も情報入手に努めてきたところだが,今回は委員の御意見を踏まえ,水谷国立国語研究所長とも相談して,ちょうど現在開催中であるけれども,12月15日から19日までベトナムのホーチミン市で開かれている漢字文字コード関係の国際会議に国語研究所の笹原研究員が参加しているので,そのことを御報告申し上げておく。
 それから,世論調査であるが,本年度の世論調査は第1委員会に特に関係が深い「言葉遣いの問題」「敬語の問題」に関する調査をすることとし,第1委員会にも御相談をして調査票を作成した。現在,各地で調査員が面接調査を行っているところである。11月27日から始めて,本日12月16日までの間に面接調査をやるということで,今動いているところである。
 最後に,お手元に黄色いチラシを配布しているけれども,毎年,国語施策懇談会というものを開いているが,本年度は平成10年2月13日に国際交流基金の国際会議場で開催することとなっている。今回は「現代社会と敬語」というテーマで,意見発表とパネルディスカッションを予定している。国語審議会の委員の先生方にもお越しいただければ有り難いと思っているが,とりわけ第1委員会の委員の先生方には,ある意味でヒヤリングという意味合いもあるので,是非お越しいただきたいと考えているところである。
 以上である。

清水会長

 ここで前回の議事要録の御確認をお願いするのであるけれども,その前に1点,御報告を申し上げておきたいと思う。
 本日,この総会に先立って第2回の運営委員会を開かせていただいた。私どもの今期もあとわずかになってきたが,いかような報告を出すか,あるいは答申をするのかというようなことについて,第1委員会,第2委員会それぞれの進行状況等も伺いながら,検討させていただいたところである。
 実はこの運営委員会の委員について,第1回総会の折に,運営委員会の委員を私から指名させていただいた。その後,第1委員会の主査は北原委員にお願い申し上げたが,委員会の主査は運営委員会にも入っていただくということであるので,既に北原委員を運営委員会の委員として御委嘱しているということをひとつ改めて御報告させていただきたいと思う。それが1点である。
 それでは,議事要録の確認をお願いしたい。先ほど庶務報告にあったように,既にお送り申し上げ,お読みいただいたかと思うので,何か特別に御発言がなければ御承認いただいたことにさせていただければ有り難い。また何かあれば,後ほど事務局の方に御連絡いただければ,御発言のところを御訂正申し上げるというようなことはさせていただくので,どうぞ御了承いただきたいと思う。そのような扱いでよろしいか。
 それでは,そのようにさせていただくことにする。

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