国語施策・日本語教育

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第3委員会

<第1回>  (平成11年3月30日)

 主査選出後,配布資料により,文部大臣の諮問理由のうち「国際社会への対応に関すること」についての過去における審議内容を確認し,また日本語教育の現状や問題点を概観した。さらに,第19期以来の審議経過について西尾副会長から補足説明を受けた後,第3委員会の検討課題と今後の進め方について意見交換をした。本委員会の検討事項が所属各委員の専門分野にかかわっていることから,次々回以降の委員会で,各委員がそれぞれの分野から,順に意見発表を行うこととした。

〔配布資料〕

  1. 第3委員会委員名簿
  2. 第22期国語審議会における委員会の設置について
  3. 第3委員会の日程について
  4. 第20期国語審議会「新しい時代に応じた国語施策について」(審議経過報告)
  5. 第20期国語審議会審議経過報告「V 国際社会への対応に関すること」の要点
  6. 今後の日本語教育施策の推進について−日本語教育の新たな展開を目指して−
  7. 「今後の日本語教育施策の推進について−日本語教育の新たな展開を目指して−」≪今後の日本語教育施策の推進に関する調査研究報告≫(資料6の概要)

〔参考〕 新「ことば」シリーズ3『日本語教育』

<第2回>  (平成11年4月15日)

 前回の論議に基づいて作成した資料「第3委員会の検討範囲について」を基に,今後本委員会において検討すべき項目の柱立てを行った。次に,国立国語研究所米田部長から,「国際社会における日本語」(国立国語研究所国際シンポジウム,新プロ「日本語」国際シンポジウム)の内容紹介があり,それに基づいて意見交換を行った。続いて,文化庁主催国際シンポジウム「国際化時代の日本語教育支援とネットワーク」について事務局から説明があり,それに基づいて意見交換を行った。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第3委員会(第1回)議事要旨(案)
  2. 第3委員会の検討範囲について(第3委員会(第1回)の論議から)
  3. 第6回国立国語研究所国際シンポジウム,新プロ「日本語」国際シンポジウム「国際社会における日本語」予稿集原稿(抜粋)
  4. 文化庁主催国際シンポジウム「国際化時代の日本語教育支援とネットワーク」(平成11年3月26日)予稿集
  5. 文化庁主催国際シンポジウム「国際化時代の日本語教育支援とネットワーク」(平成11年3月26日)の概要

<第3回>  (平成11年7月8日)

 資料「日本における通訳と外国語教育の接点」について鳥飼委員から説明を受け,それに基づいて意見交換を行った。大学院における通訳教育の充実が必要だが,十分な能力や資格を持った教員が少ないこと,将来機械翻訳が進歩しても,依然として通訳者の需要は増大するであろうこと,英語教育の充実のためには基盤としての母国語教育が重要であることなどが話題となった。次に,資料「東と西の言語交流の文化誌」について中野委員から説明を受け,それに基づいて意見交換を行った。三蔵法師玄奘のインドへの旅の様子から当時の言語交流や国際語の存在が知れることなどが話題となった。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第3委員会(第2回)議事要旨(案)
  2. 日本における通訳と外国語教育の接点(鳥飼委員提出資料)
  3. 東と西の言語交流の文化誌(中野委員提出資料)

<第4回>  (平成11年7月27日)

 資料「国際社会と言語−国際関係史の視点から−」について平野委員から説明を受け,それに基づいて意見交換を行った。国際社会の歴史は3期に区分して考えられ,現代の国際社会は第3期のグローバルソサエティーと言うべきものとなっていること,日本語を学ぶ外国人が増えるための条件の一つとして日本の文化力が指摘できること,今後日本語が国際性を持つためには,外国人の話し言葉に対する寛容さが必要であることなどが話題となった。次に,資料「言葉を守る努力」について柏倉委員から説明を受け,それに基づいて意見交換を行った。外来語の増加などから自国語を守るためのフランスの努力や方策,フランスにおけるアメリカ文化・日本文化の受容などが話題となった。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第3委員会(第3回)議事要旨(案)
  2. 国際社会と言語−国際関係史の視点から−(平野委員提出資料)
  3. 言葉を守る努力(柏倉委員提出資料)

<第5回>  (平成11年10月22日)

 資料「異文化の中の日本語」について上野委員から説明を受け,それに基づいて意見交換を行った。言語習得の臨界期までに第1言語習得が達成されないと知的・抽象的言語運用能力の形成が困難となること,第1言語の発達は第2言語の習得の基盤となることなどが話題となった。次に,資料「海外における日本語教育の現状と問題点」について千野委員から説明を受け,それに基づいて意見交換を行った。国際交流基金による「海外日本語教育機関調査」の結果や,中央アジアにおける日本・日本語への高い関心などが話題となった。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第3委員会(第4回)議事要旨(案)
  2. 異文化の中の日本語(上野委員提出資料)
  3. 海外における日本語教育の現状と問題点(千野委員提出資料)
  4. 第3委員会における論議の概要−2(第4回総会配布資料)

〔参考〕 新「ことば」シリーズ1『国際化と日本語』

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