国語施策・日本語教育

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T国際社会における日本語

2 国際社会における日本語の位置付け

 世界に数多くの言語が存在する中で,日本語は話者数で10位以内に入り,海外における日本語学習者も数百万人に達すると言われる。また,先に挙げた「日本語観国際センサス」において,「今後世界のコミュニケーションで必要になると思われる言語」として,日本語はオーストラリアでは英語に次いで第2位,アメリカ,中国など6か国・地域で第3位に挙げられた。今後の国際的なコミュニケーションにおいて,日本語が有力な言語の一つとして一定の役割を果たすことが期待されていると言える。
 現在,国内及び海外において,次のような日本語学習需要が存在する。すなわち,平成11年現在,国内の教育機関における日本語学習者数は約9万3,000人(文化庁調べ)であるが,昭和63年に約94万人であった外国人登録者数は平成11年には約156万人に増加しており,日本語学習需要は潜在的に増大していると考えられる。また,海外の教育機関で学ぶ日本語学習者数は,最近10年の間に約73万人(昭和63年)から約210万人(平成10年)に増加しており,海外における日本語学習需要は明らかに増大していると言える。平成10年には海外115か国・地域で日本語教育が実施されている。(国際交流基金調べ)

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