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U日本語の国際化を進めるための方針
1 世界に向けた情報発信の促進
(2)情報通信ネットワークに提供する情報の充実
近年の情報機器の発達・普及と情報通信ネットワークの整備に伴い,世界中の多くの人々が情報機器を用いて世界中の人々や情報源を相手に受信や発信を行うことができる状況が生まれつつある。したがって,情報通信ネットワーク上に日本や日本語に関する情報が充実し,活用しやすい状態を作り出すことは,日本語の国際的な広がりに資するものである。
そのため,次の@及びAの情報の流通を図っていくことが大切である。
@日本や日本語についての情報
日本語に関する研究情報,日本語教育関係情報,日本文化や日本事情に関する情報などを,各国語
に翻訳されたものも含めて世界の人々にとって活用しやすい形で整備することは,海外における日本
理解を進め,日本語学習を支援する上で有効である。
A日本語を媒介とした情報
日本語で蓄積された様々な情報をネットワークを通じて活用できるようにすることは,世界の人々の日
本語及び日本理解に資するばかりでなく,国際社会における日本語の実際的な活用度を高め,日本
語による情報の国際的な流通を促進することにつながる。
以上の@,Aの情報について,世界の人々が活用しやすいシステムを構築し,運用していくことが望まれる。できるだけ多くの人が情報を容易に入手することができるよう,例えば日英両語で検索できる機能を備えておくことが有用である。