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文化庁月報
平成25年10月号(No.541)

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イベント案内

東京国立近代美術館
現代のプロダクトデザイン―Made in Japanを生む

会期:平成25年11月1日(金)〜平成26年1月13日(月・祝)
会場:東京国立近代美術館 ギャラリー4
小泉誠《kaiko ポット,ケトル》2005年

小泉誠《kaiko ポット,ケトル》2005年

 日本には,変化に富む自然風土や生活文化があるのと同様に,陶磁器や染織品,漆木工品,金工品など,様々な伝統の工芸や地域に根づいた手工業が息づいています。いわゆるMade in Japanの基盤を支える,それらの工芸家や技術者らと協同してデザイナーらは,そこに培われた素材や特有の技術を活用し,現代の生活を潤す道具を企画して生産を行ってきました。本展覧会では,日本の優れたものづくり文化を担う現代の気鋭のプロダクトデザイナーらに注目して様々な制作を紹介します。

 生活の雑貨から家具・インテリアまで多種なデザイン活動を展開する小泉誠は,東京の技術者らと協同した特有の温もりのある琺瑯(ほうろう)kaikoシリーズの鍋類やケトルをはじめ,有田の磁器ウェアや岩手の鉄鋳物,徳島の木工品等,現代の生活感覚に見合う清新なデザインを発表しています。

城谷耕生《Aptenia》2006年

城谷耕生《Aptenia》2006年

 ミラノでフリーランスデザイナーとして活動を開始し,九州・長崎を拠点に国内外で活躍する城谷耕生は,波佐見の各種磁器ウェアや別府の竹製品,小石原の陶器ウェアを手がけてきました。大治将典は,有田のJICONシリーズの磁器ウェアや輪島の漆木工の箱もの,旭川(あさひかわ)のKamiシリーズの木工品,高岡の真鍮(しんちゅう)鋳物(いもの)の鍋敷きやカトラリーなど,様々な工芸家や地場の手工業の技術者らと取り組んでいます。またテキスタイルデザイナーの須藤玲子は,糸や布素材,織の構造や加工法に基調をおいて,オリジナルのほか富士吉田や桐生や福井,京都等各地の専門的な技術者らと協同した多種多彩な布や織を生み出し衣料品等に製品化することによって,国内外で広範な生産や発表活動を繰り広げている。そして,身近なセンヌキをテーマに集った若手のデザイナーたちをとりあげ,日用品やテーブルウェア等,これからのMade in Japanを生みだすプロダクトデザインの可能性を検証します。
 それらはいずれも,デザイナー各人が生活に提案し得る新たな企画から,地場の製造技術者らと親密に協同して生産開発に従事し,製品発表や流通にも携わっているものです。現代人の感性が生活を美しくスマートにし,快適にするというものづくり本来の意識が発揮されており,デザイナーと製造者,使い手の関係性がより深まっているように思われます。

(工芸課 諸山正則)

東京国立近代美術館

〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1

問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
交通
東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口 徒歩3分
開館時間
10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで)
毎週金曜日は20:00閉館
休館日
毎週月曜日(11/4,12/23,1/13は開館),11/5,12/24,12/28〜1/1
観覧料
一般420円, 大学生130円
※高校生以下および18歳未満,65歳以上,障害者手帳をお持ちの方と付添者1名,キャンパスメンバーズ,MOMATパスポートをお持ちの方は無料
※毎月第一日曜日は無料観覧日
※企画展は別途。
ホームページ
http://www.momat.go.jp別ウィンドウが開きます

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