国語施策・日本語教育

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次第 当面の日程の件

坂本会長

 次に,審議会の当面の日程であるが,このことについても,先日の運営委員会で御相談いただき,お手元の資料2,「国語審議会の当面の日程について(案)」という形でお配りしてあるので,これについても事務局から御説明願いたい。

森国語課長

 御説明申し上げる。資料2もやはり9項目に分けてあるが,1の第2回総会,これは本日のお集まりのことで,外来語表記委員会の設置についてお諮りさせていただいたわけである。
 2として,4月から7月にかけて,委員会を毎月1回,計4回程度お開きいただき,外来語の表記の問題点や,取扱い方を御検討・整理していただいてはいかがか。
 3として,第3回目の総会を7月中に開催する。そこでは,委員会での検討結果を参考にして,問題点,扱い方を御検討いただく。
 4として,9月から11月にかけて,委員会を毎月1回,計3回程度お開きいただき,そこで問題点の所在等を更に明らかにしていただく。
 5として,第4回目の総会を11月中にお開きいただき,ここで外来語の表記の問題について,全委員を対象とするアンケート調査を実施することについて,お諮りしてはいかがかということである。
 ちなみに,過去,「常用漢字表」や,「現代仮名遣い」の御審議の際にも,各先生方はそれぞれ,いろいろなお考えをお持ちなので,ある程度早目にアンケート調査を行ってきた経緯がある。
 6として,12月中に委員会を更に2回程度お開きいただいて,アンケートの具体的項目等を作成していただき,全委員にそれをお送りする。また,この時期,委員会の中に,先ほど御説明申し上げた小委員会を発足させる。
 7,昭和63年,明年1月中に委員会と小委員会を数回お開きいただき,実施したアンケートの結果をお取りまとめいただく。
 8,第5回目の総会を明年2月ごろ開催する。この総会において,委員会のアンケート分析結果について,従来の例からすれば,委員会主査から御報告いただき,それを基に今後の審議の方針を固めるなど,審議を更に深めていただく。
 最後に,それ以降は,国語審議会として,外来語表記についての「試案」を作成するという目標に向けて,委員会及び小委員会において審議をお進めいただくとともに,適時に総会を開催していく。
 以上が,先の運営委員会において御相談いただいた当面のスケジュール案の概略である。

坂本会長

 ただいま事務局の方から御説明申し上げた案について,御質問あるいは御意見等があれば,お願いしたい。
 なかなかきついスケジュールで,大変だなと感じている。最初の案には8月も入っていたが,一応8月は夏休みにしようということになったものである。
 このスケジュールは一応の目安であるから,当面こんな案で,ということで取り進めさせていただいてよろしいか。
(「異議なし」の声あり)

坂本会長

 それでは,一応当面の日程ということで,これに従って取り進めさせていただきたいと思う。なお,第1回の外来語表記委員会の開催日時,場所などについては,追って御通知を差し上げるが,従来の例によると,第1回目は会長名で御通知を差し上げ,第2回目以降は主査の名義でということになっているそうである。
 以上が,議事の1に関することである。

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