国語施策・日本語教育

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次第 庶務報告/前回の議事要録の確認

坂本会長

 ただいまから,第3回の総会を開会する。
 初めに,事務局から庶務報告をお願いする。

前畑文化部長

 前回,3月10日の総会の以後に国語課長の交代があったので,御報告を申し上げる。
 去る4月1日付けで,森国語課長が文化庁文化財保護部の伝統文化課長に転出し,後任として,文部省の初等中等教育局企画官から近藤昌彦が国語課長に就任した。

近藤国語課長

 よろしくお願い申し上げる。
 それでは,引き続き本日の資料について御説明申し上げる。
 お手元には,「外来語表記委員会での討議の概要」をお配りしてある。これについては,後ほど外来語表記委員会の林主査から御説明がある。それから,備付けの会議用ファイルであるが,前回の総会以後補ったものについて御説明を申し上げる。
 一番上にあるのが,前回3月10日の第2回総会の議事要録である。これは既に5月8日付けで各先生方のお手元にお送りした。その次にあるのは,外来語表記委員会の委員名簿である。外来語表記委員会の委員については,前回の総会で会長から御指名があったとおりである。
 その次が,「外来語表記委員会について」。これも前回の総会でお申合せをいただいたものである。最後に,「国語審議会の当面の日程について」。これも一応の目安として,前回の総会で御了承をいただいたものである。
 なお,このほかに,外来語表記委員会に所属しておられない各先生方に対して,6月25日付けで「外来語資料集(諸案集成その3)」,「小型国語辞典に採録されている外来語」という2冊の冊子をお送り申し上げた。この2冊の冊子は外来表記委員会の席上お配りしたものである。
 以上である。

坂本会長

 では,次に,前回の議事要録の確認をお願いしたい。ただいま事務局から説明があったように,議事要録は既にお送りしてあるので,お読みいただいたと思うが,お手元のとじ込みの中にも入っているので,御自身の御発言について修正の箇所があれば,この席上で,どうぞおっしゃっていただきたいと思う。細かいことであれば,後ほど事務局の方へ御連絡いただいても結構である。今この席でもお目通しいただいて,何か御発言があれば,お願いしたい。
 格段の御質問,御発言はないか……。

村松(定)委員

 余り内容的なことではないが,私,前に仮名遣いのときに専門委員のようなことをさせられていた折に,そこでのいろいろな提案について,そちらの方の主査であられた林先生から非常に懇切に御説明があったわけである。
 それで,前から外来語の専門委員の方の討議を全部拝見させていただいて,どうも分かりにくいところが一つあるのは,この国語審議会は,外来語に対して,戦後40年たっているが,そのとき決めた表記,例えば「ヴァイオリン」,「バイオリン」という二つがあるが,「バイオリン」で教育を受けた人はもう50歳以上になっていると思う。それから,我々みたいな60歳以上の者は「ヴァイオリン」で教わったわけだが,その辺で,国語審議会はこれからの国語教育について,こういうふうにした方がいいという示唆を与えるためにあるのか,それとも国民全体のために原語に近い発音に直す表記にすべきなのか,その辺の存念をお聞かせいただきたいと思う。

坂本会長

 今の御発言は,議事録の確認とは別の御発言であるか。

村松(定)委員

 そうである。

坂本会長

 それでは,この議事録の確認はしていただけたものと判断してよろしいか……。それでは,そういう形で取り進めさせていただく。

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