国語施策・日本語教育

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次第・議事要録 日程概略について

坂本会長

 続いて,本日の議事に入らせていただく。
 本日は,前回の総会で発足をお願いした第1,第2両委員会から,今後具体的にどのような事柄について検討していくかということに関して,それぞれ2回にわたって話し合われた結果についての御報告をお願いする。それをめぐって,また御協議をいただくということを予定している。
 その御報告の前に,今後の日程について,資料1が出ているので,事務局から御説明をお願いする。

韮澤国語課長

 お手元の,資料1「第20期国語審議会日程概略等(案)」に基づいて,御説明申し上げる。
 まず,上の四角の中は,「審議の大枠について」である。これは,昨年11月に文部大臣から諮問をいたしたときに,文化庁長官から補足説明をした内容の要旨である。
 第19期では,問題点をいろいろ整理いたして,今後の国語審議会としての検討課題を5類16項目にわたって御提示いただいた。
 現在20期の国語審議会では,これを受けた文部大臣の五つの諮問事項のうち,特に緊急性を要する「言葉遣いに関すること」「情報化への対応に関すること」「国際社会への対応に関すること」の三つの項目について重点的に検討を行い,方向性を提示して審議経過としてまとめていただきたいということである。また,この間に各種の基礎的な調査を実施することを考えている。
 21期,来期では,この20期の中間報告を各方面に公表し,各方面の御意見,いろいろな調査結果を踏まえて,更に具体的な検討を進め,答申におまとめいただきたいと考えている。
 20期の今後の具体的な日程の案であるが,そこにあるように,総会,第1委員会,第2委員会と三つの会議があるが,本年3月10日に総会で二つの委員会をお作りいただいたわけである。それに基づいて,第1委員会では言葉遣いについて,第2委員会では情報化・国際化の問題について,それぞれ具体的にどういう問題があるかということを概観的に御検討いただいたわけで,本日,その結果を御報告いただくことになっている。
 この後,大体7月から来年の1月ごろまでにかけて,それぞれの課題について具体的に御検討をいただいて,適宜総会に御報告をいただくことにしたいと考えている。
 また,第2委員会では,議論の過程において,漢字の字体の問題に関しては専門的な事柄も非常に多いので,その中にワーキング・グループをお作りいただくというような方向になったが,この辺についても後ほど主査の方から御説明があると思う。
 そして,来年の3月ごろからは報告案の作成に入っていただき,適宜総会に上げながら,来年の10月に審議経過報告をおまとめいただくというような予定で考えている。
 なお,その下に書いてあるように,各委員会は,必要に応じ小委員会を設ける。また,専門委員を置く。関係機関・団体等からの意見聴取等を行う。さらに,この間にいろんな基礎的調査を実施して,21期以降の審議の参考にする。なお,委員会の方では,言葉遣い等に関するかなり厳密な世論調査,学校の先生方の意識調査,海外の言語施策の調査といったことが必要であろうというような御意見が出ている。
 これと並行して,小・中・高等学校の国語の先生等を対象とする国語問題研究協議会,各地域の有識者にお集まりいただく国語施策懇談会といったものを秋に開催して,いろいろ御意見をお伺いする予定である。以上である。

坂本会長

 ただいまの説明に御質問があれば,どうぞ御発言をいただきたい。御質問等はないか。
 それでは,20期を通じての日程については,おおむねこのような方向で進めさせていただくこととする。

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