国語施策・日本語教育

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次第・議事要録 委員会の設置及び委員の所属について

清水会長

 今日の議事の主なところは,委員会の設置――前回の総会の時に三つの委員会を作ってはどうかということでお願い申し上げて,各委員から御希望の委員会の御指名をちょうだいして作らせていただいた原案がある。この三つの委員会の設置ということと各委員会へ御所属の先生方の御確認,それから,委員会の運営について少しお諮りをしたいと思うので,よろしくお願い申し上げたい。
 それでは,資料の説明をしていただく。

鎌田国語課長

 それでは,お手元の資料1「第22期国語審議会における委員会の設置について(案)」について御説明申し上げる。この案を読んで,説明してまいりたいと思う。

1.  総会の付託により,文部大臣の諮問にかかる審議事項について,問題点を整理するとともに,専門的な検討を行うために,第1委員会,第2委員会及び第3委員会をそれぞれ設置する。
2.  第1委員会は「敬語を中心とする言葉遣いの問題」を,第2委員会は「表外漢字の字体に関する問題」を,第3委員会は「日本語の国際化をめぐる問題」をそれぞれ扱うものとする。

 この1と2は,前回の総会で御了承いただいた事柄を文章化したものである。

3.  それぞれの委員会に所属する委員(以下,「所属委員」という。)は別紙のとおりとする。
 所属委員の互選により,それぞれの委員会に主査を置く。

 別紙2枚目のところに「委員会名簿(案)」として,第1委員会16名,第2委員会11名,第3委員会16名の方々のお名前が書いてある。いずれも御希望をいただいた委員会への所属となっている。

4.  委員会には,所属委員以外の委員が出席して意見を述べることができる。
5.  委員会の議事は,その要旨を記録し,次回の委員会で確認を得た後,これを全委員に配布し,一般にも公開する。

 6については,案が二つある。

6. (案−1) 委員会の会議は非公開とする。
(案−2) 委員会の主査は,特別な場合を除き,報道の任務に当たる者(文部記者会及び在日外国報道協会に加盟している報道機関に所属する者)に会議の傍聴を許可することができる。

 従来,国語審議会においては,前期までは,この(案―1)にあるように,委員会の審議については非公開となっていたが,前回総会において,委員会の審議についても報道関係の方々に会議の傍聴を認めてはどうかという御意見があったので,総会の公開の仕方と同じような形で,(案―2)ということで報道関係の方々に会議の傍聴を許可することができるという案にしている。

7.  上記のほか,委員会の運営について必要な事項は,主査が委員会に諮って定める。

 以上である

清水会長

 それでは,三つの委員会の委員名簿を御覧いただいて,これの御確認をまずいただきたいと思う。
 この名簿ともかかわるので,ここで,今日初めて御出席くださった委員の御紹介をさせていただく。

水野文化部長

 それでは,6名の委員を御紹介申し上げる。

〔委員紹介〕

清水会長

 本日は新しい委員の皆様方を迎えて第2回目という総会である。ここで先ほど申し上げた三つの委員会の設置ということで,ひとつ御確認をいただければ有り難いと思う。
 御覧いただいて,何か御意見があれば伺わせていただく。

浅野委員

 各委員会への配属は皆さんの希望によったのか。

清水会長

 そういうことである。

鎌田国語課長

 この第1から第3委員会まで御希望を伺い,御希望をいただいたとおりの形である。

浅野委員

 前期の第2委員会は水谷委員が主査をお務めくださり,大変によくやっていただいたと思っているのだが,今度は第2委員会から外れていらっしゃるので,多少心配になっている。その辺りのことについて少し方策ができないものかと思っているわけである。

水谷委員

 私,今期も第2委員会をお手伝いすることはやぶさかではないが,お役に立つかどうかというのは心配である。

浅野委員

 是非ひとつよろしくお願いしたい。

水谷委員

 所属が重複してもよろしいのか。

清水会長

 2か所に所属する方もいらっしゃると思う。

鎌田国語課長

 御本人の御希望によって,二つの委員会に所属したいという方もいらっしゃるので,重複してももちろん結構だというふうに考えている。

清水会長

 今後の日程の上で,また御検討もいただくけれども,いずれにしても前回と同じように一応所属をお決めいただいて,ひとつよろしくお願い申し上げる。関連することとして,名簿には記載していなくても,自由な御出席をできるだけちょうだいして,助言をいただければ有り難いというやり方で進めてまいりたいと思うので,全員に委員会の通知の御案内は差し上げるということでよろしいか。
 そのように進めさせていただくので,責任を持ってと言うと語弊があるけれども,この委員会については,名簿の先生方にひとつよろしくお願いを申し上げたいと思う。そういうことで御確認をいただければ有り難いと思う。
 もう一つは運営の仕方についてであるが,各委員会が独自に主査をお決めいただき,日時の調整などをしながら,テーマを決めて進めていくというやり方でお進めいただくことになろうかと思う。
 そこで,お手元の資料1の6にあるように,「委員会の会議は非公開とする」か,「委員会の主査は,特別な場合を除き,報道の任務に当たる者に会議の傍聴を許可することができる」というようにするか,前回は委員会は非公開ということで進めてまいったけれども,何かこのことについて御意見はあるか。
 公開をしてほしいという要望は,報道関係からあったということか。

鎌田国語課長

 前回第1回総会の席上で,総会の会議の公開と併せて,委員会についても公開してはどうかという御意見をいただいたので,それを受けて,案を二つ書いてある。

清水会長

 このことについて何か御意見はあるか。

小池委員

 前の総会で,公開をしたらどうかということで意見を申し上げた。全く繰り返しになるけれども,これまで前期で言うと第2委員会に属してやってきたが,非公開にする必要はないのではないか。私は審議会というのは公開が原則だというふうに考えているので,非公開にする積極的な理由がなければ,公開でよろしいのではないかという意味で申し上げたわけである。

清水会長

 ただ今の御発言に対して,特別に何か御意見はあるか。
 別に非公開でなければならないというようなことはないかもしれない。特別な事情があるときは,非公開とする場合もあり得るかと思うが,いずれにしてもこれは主査の御判断にお任せをするというようになるかと思う。(案―2)は「委員会の主査は,特別な場合を除き,報道の任務に当たる者に会議の傍聴を許可をすることができる。」ということで,個々の委員会での御判断は委員会にお任せをいただけるか。
 それでは,特に御意見もないようなので,そうさせていただいて,(案―2)にあるように,「特別な場合を除き」ということでひとつ御了承をいただきたいと思う。
 上記のほか,委員会の運営については,必要な事項は主査が委員会に諮って定めるということで進めさせていただくということである。
 資料1にある事項は,そのとおりに実施をさせていただくということとしたい。
 それでは,今日お決めいただく主なところは,委員会の運営の仕方,委員の構成,進め方といったことが中心であるので,よろしくお願いを申し上げたいと思う。

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