国語施策・日本語教育

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次第・議事要録 開会/文化庁長官あいさつ

清水会長

 それでは,第8回の総会を開催したいと思う。
 本日は,まず前回総会と同様に,第1から第3までの各委員会の審議状況についての御報告をいただき,それらについて御質疑をちょうだいするということにさせていただく。
 その後,この審議会もそろそろ大詰めに入ってまいったので,これからの審議会の進め方について,若干御相談をしたいことがある。そういう順序で進めてまいりたいので,よろしくお願いしたいと思う。
 初めに,前回の総会以降,文化庁長官及び文化庁次長,国語課長の異動があったので,国語課長から御報告をいただきたい。

小池国語課長

 国語課長の小池である。どうぞよろしくお願いする。
 それでは,私の方から文化庁の人事異動について御報告いたしたいと思う。いずれも本年6月15日付けである。
 まず,文化庁長官は,林田前長官が退任し,後任に文部省高等教育局長の佐々木が就任した。なお,林田前長官は,6月17日付けで国立科学博物館の館長に就任した。
 次に,文化庁次長は,近藤前次長が文部省の大臣官房長に転出し,後任に科学技術庁原子力安全局次長の伊勢呂が就任した。
 また,国語課長は,鎌田前課長が国立オリンピック記念青少年総合センターの次長に転出し,後任に私が文部省大臣官房企画官から就任した。
 以上である。

清水会長

 ここで,長官からごあいさつをいただければ有り難いと思う。よろしくお願いする。

佐々木文化庁長官

 ただ今御紹介にあずかりました佐々木でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 先生方におかれましては,国語にかかわる諸問題について,様々な観点から御審議いただいておりますことに心から御礼を申し上げます。
 現在,現代社会における敬意表現,表外漢字字体表について,あるいは国際社会に対応する日本語の在り方について,いずれも今日的な課題でございますし,また,国民的な関心の深い事項でございますが,多角的に御論議をいただいております。12月の最終答申に向けた取りまとめについて,引き続きよろしくお願いできればと思うところでございます。
 国語の乱れということが言われ,特に若い世代についての指摘が強うございます。今日の社会の変化,それに伴う生活様式あるいは意識の変化というものが,国語表現にも当然のことながら影響を及ぼしているわけでございます。
 文化庁といたしましても,特に若い人たちを中心とする美しい日本語,あるいは正しい日本語といったことに,今後とも十二分に意を用いていかなければならないと思っておりまして,平成13年度予算においても,できる限りの対応をしたいと考えておるところでございますが,この問題は,一文化庁において解決できる問題ではないと考えているわけでございます。やはりマスコミをはじめ広く国民的な運動として,正しい日本語というものについての意識を醸成していくことが必要ではないかと思っておるところでございます。今後とも,そういった面についてどのような対応があり得るかということも含めて,委員の先生方の忌憚(たん)のない御意見あるいは御指導を賜れればと思っております。
 引き続きよろしくお願い申し上げます。

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