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W 敬意表現についての留意点

[具体的な留意点]

6 新しい情報通信手段における言葉遣いと敬意表現

 ファックス,電子メール,インターネットなど,新しい情報通信手段を用いたコミュニケーションは,目に見えたり声の聞こえたりしない相手との意思疎通である。したがって,相手と直接向かい合って行う対話や声の聞こえる電話と異なって,相手からその都度の反応を受けながらコミュニケーションを進めることができないという制約があることに留意する必要がある。
 また,新しい情報通信手段は,不特定多数の相手や様々な関係にある複数の相手などに同時に情報を伝達できる効率性を持つものであるが,この反面で,様々な関係の相手に向けて同じ言語表現による伝達を一律に行ってしまうことによって,それぞれの相手への配慮をきめ細かくは表現できない場合のあることにも留意する必要がある。
 相手や用向き,あるいは用いる媒体の特質に応じて適切な言葉遣いを選択することが敬意表現となることは,旧来の通信媒体による場合と同様である。
 今後ますます重要となるこうした新しい通信媒体による情報伝達について,それらの特質に応じた言葉遣いの在り方を社会全体として模索していく必要がある。

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