国語施策・日本語教育

HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 国語審議会(終戦〜改組) > 標準漢字表再検討に関する漢字主査委員会 > 議事要録

議事要録 第1回〜第8回

〔第1回〕

昭和20年12月17日(月) 午後1時半から4時まで  文部省第1食堂で


(提出資料)

第1号,標準漢字表再検討に関する目標


(議  事)

 主査委員会は,互選により簗田委員と決定。南会長から標準漢字表再
検討の趣旨方法につき意見がのべられたのち,保科幹事長から議案の説明がある。ついで,有光委員から連合軍総司令部の「教科書の用字用語」に関する内示につき報告。
 終って,標準漢字表につき逐字検討を加えて行き「土」部まで審議。

〔第2回〕

昭和20年12月24日(月) 午前11時から4時まで  文部省第1食堂で


(提出資料)

第2号,標準漢字表の常用漢字より削除すべき文字


(議  事)

 はじめに南会長から,さきごろ御陪食の折,国語問題の今後について陛下にお話し申しあげた旨をのべ,第2号議案に基き,標準漢字表の「广」部まで逐字審議。

〔第3回〕

昭和21年1月14日(月) 午後1時半から4時まで  文部省第1食堂で


(議  事)

 「止」部まで審議。
 なお,石山幹事から,ローマ字国字化の問題に関し田中館博士から申しいれがあった旨報告があったが,これに対し南会長は,まだその問題をとりあげる時期にあらずと考えられる旨の答があった。

〔第4回〕

昭和21年1月21日(月) 午前10時から午後2時まで  文部省第1食堂で


(提出資料)

 第3号,標準漢字表の常用漢字より削除すべき文字 その2


(議  事)

 第2号議事案を終り,第3号議案「言」部まで審議。
 なお,席上,牧野委員から,進歩党の憲法改正案中の用語「無答責」は,適当でないとして反対したが会長の意見を伺いたいと質問したのに対して,「天皇は政治上法律上責任を負ふことなし」とするのが適当だと決定した。

〔第5回〜第8回〕

2月中,文部省第1食堂で


(提出資料)

 第4号 標準漢字表中,常用漢字第1次審議の結果
 第5号 標準漢字表再検討に関する目標(訂正)
 第6号 赤坂委員の意見
 第7号 常用漢字の意義による分類


(議  事)

 「標準漢字表」中の「常用漢字」の部の審議を終り,さらに標準漢字表再検討に関する目標,ならびに審議ずみの各字の再検討を行う。

トップページへ

ページトップへ