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資料目録 12.対照語/13.教育漢字表まえがき案

〔12〕

対 照 語

対照語

〔13〕

教育漢字表まえがき(案)

(22年7月17日)

  1.  本表の漢字は,当用漢字表の中から義務教育期間において確実に学ばせるべき基本的なものである。義務教育修了後社会人として漢字生活上あまり無理がなくいけるように考慮したのである。
  2.  本表の漢字は,確実に読みかつ書かせるように指導しなければならぬ。
  3.  本表以外の漢字で当用漢字中のものが教科書中に用いられる場合には振仮名をしてあるから,それは別に書取の練習を行わなくてもよいのである。しかし,それは学習上どうでもよいと考えてはならない。
  4.  義務教育用の漢字は,その音訓の古典的なものや特殊のものは制限してあるから,指導上特に注意を要する。なお,本表の漢字の音訓は1字1字を対象としているので,2字以上の漢字が結びついた場合にあらわれる音訓は,その時に臨んで指導しなければならぬ。
  5.  義務教育用漢字は,その数1160字であるから,当用漢字1850字に比してその間多少開きがあるが,当用漢字は使用の実績や時勢の推移に徹しておいおい制限されていくべきものである。
     しかし,義務教育用の漢字は基本的なもので容易に動かないものであるから,両者の開きが年とともに縮小するであろう。

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