国語施策・日本語教育

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資料目録 15.まえがき案 その2/16.義務教育9年間で読む上に書くことをも要求する漢字(案)/17.マツサカ タダノリ氏の手紙

〔15〕

まえがき案 (その2)

 この表の漢字は,当用漢字の中から,義務教育の期間において,特に読み書きともにできるように指導することが必要であるとみとめたものをえらんだものである。

〔16〕

義務教育9年間で読む上に書くことをも要求する漢字(案)

義務教育9年間で読む上に書くことをも要求する漢字

〔17〕

マツサカ・タダノリ氏の手紙(主査委員各あて)

(要旨)
 教育漢字の最善案は,

  1. 能力に適合させること
    (児童の書取能力は,6年間に正常児は500字,8年間に700字)
  2. 価値の差異を大事に考えること
    (はじめからおぼえらえる字数のハンイで表記価値の高いものだけ全部おぼえさせるのがよい。)
  3. 国字問題の解決をめざすこと
    (使わなくてすむ文字は,できるだけ使わないこと。)

 具体的には

  1. 訓読はカナがきですまされる。
  2. 字音でもまぎれる同音語のないものは,カナですまされる。
  3. 言いかえのできるものははぶく。
  4. 他の漢字ですまされるものははぶく。

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