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国語審議会の組織運営等の刷新に関する委員会 議事要領
〔第1回〕
昭和24年3月18日
国語審議会を国語改良施策の懇談会ふうのものにしたい。(時枝委員)
発展的解消が可,国語協議会と改称,委員数は20名ぐらいにしたら。(吉村委員)
審議調査とともに啓発宣伝の必要がある。(松坂委員)
その他1号議案について種々論議があったが,結局原案を承認,また,改組の手順としては,公聴会を開く必要なしと決定。さらに,刷新の実をあげるために会名を改称したらどうかとの提案があり,次回までにめいめいが考えてくることにする。
〔第2回〕
昭和24年3月23日
まず,釘本幹事から科学教育局所管の「学術用語調査会」の報告があったのち,議事にはいる。
○会の名称について
国語調整審議会(土岐)
国 語 会 議(池上)
国 語 協議会(吉村)
国語刷新審議会(松坂)
国 語 衆議会(藤森)
国語問題審議会(時枝)
などの案が出たが,結局改名しないで,内容のみ十分刷新することに決定。
○政令案審議
改正条文は総会議案として提出することに決定。
○委員選出の分野
1 | 専門学術関係 | 8 | |
2 | 一般学術関係 | 8 | |
3 | 教育関係 | 4 | |
4 | 出版報道関係 | 8 | |
5 | 評論および文芸関係 | 7 | |
6 | 国語運動関係 | 3 | |
7 | 産業関係 | 3 | |
8 | 官庁関係 | 3 | |
9 | 国会関係 | 2 | |
計 | 46名 |
選考の具体的方法は,総会の決定に従う。
なお,この件に関する総会(16回)は,4月18日に開くことに内定した。