2026年2月26日
九博で名茶碗にふれる~体験型デジタルコンテンツ
「8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗」~
文化財活用センター 企画担当 神辺知加
展覧会で、有名な戦国武将や茶人が所持していた茶碗を観ながら、自分も同じように茶碗に触れて、その重さや質感を味わったり、釉の感じを間近で見たりしてみたい…と思ったことはありませんか? その希望、体験型デジタルコンテンツ「8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗」(以下「ふれる・まわせる名茶碗」)が叶えます!
「ふれる・まわせる名茶碗」は、手元のコントローラーで、8Kディスプレイに表示された高精細画像のお茶碗を回転、拡大させながら細部まで鑑賞できるデジタルコンテンツ(*)です。コントローラーは、かたちと重さを実物のお茶碗そっくりに作られています。独立行政法人 国立文化財機構文化財活用センター、東京国立博物館、シャープ株式会社が共同開発し、改良を重ねてきました。
*2021年から文化庁「令和3年度 地域ゆかりの文化資産地方展開促進事業(先端技術を活用した文化資産コンテンツ制作プロジェクト)」として開発を継続。
九州国立博物館 文化交流展示室(2025年7月撮影)
そして2025年、「ふれる・まわせる名茶碗」は、さらなる進化を遂げて、九州国立博物館(九博)開館20周年記念の一環として、九博文化交流展示室(常設展)で絶賛公開中です。体験できるお茶碗のモデルは、「油滴天目」(重要文化財、中国南宋時代)、「彫唐津茶碗 銘 五葉」(安土桃山~江戸時代 16~17世紀)、「半筒茶碗 銘 村雨」(江戸時代 17世紀)の3点、いずれも九博所蔵の名碗で、九博オリジナルのラインナップとなっています。しかもコンテンツと同じ展示室に、これらの名碗が展示替を行いながら順次公開され、実物を眺めながらコンテンツを体験することができます。
油滴天目の斑紋の美しさを、拡大して堪能
ここで「ふれる・まわせる名茶碗」ならではのお茶碗の見どころを紹介します。
「油滴天目」の銀色に輝く油のしずくのような斑紋は、角度によって色が変化して見えますが、この現象を体験できます。まわす速度と角度に合わせて斑紋が虹色に光ります。
「彫唐津茶碗 銘 五葉」は、大振りで大胆な作風で、お茶碗界の戦国武将のようです。その大きさと重さをお茶碗型コントローラーで体感できます。大画面ディスプレイでは表面の肌質、貫入ひとつひとつにまで迫ることができます。
そして「半筒茶碗 銘 村雨」では、釉薬の重ねが生み出す複雑かつ絶妙な色のハーモニーを大画面ディスプレイでつぶさに味わうことができます。また半筒茶碗は小ぶりで使いやすいと言われており、その両手にすっぽりと収まる感触をお茶碗型のコントローラーで確かめてみてください。
このほかふだんあまりお目にかかれない高台部分もじっくり観察することができます。名茶碗を所持した武将や茶人の茶会に想いを馳せながら、心ゆくまで茶碗をまわしてみませんか。
8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗
2025年7月1日から公開中
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=dtl&id=48![]()
九州国立博物館 文化交流展示室(平常展)
- 住所
- 〒818 - 0118 福岡県太宰府市石坂4―7―2
- ホームページ
- お問合せ先
- 九州国立博物館ハローダイヤル
050-5542-8600 - 交通
- 『西鉄 太宰府駅』より太宰府天満宮方面に進み、徒歩約10分■最寄り駅へのアクセス
【西鉄電車】西鉄福岡(天神)駅から西鉄天神大牟田線で西鉄二日市駅乗り換え、西鉄太宰府線で西鉄太宰府駅下車
【J R】JR二日市駅から西鉄二日市駅(徒歩約12分、バス約6分)、西鉄二日市駅から西鉄太宰府線利用
【西鉄バス】博多バスターミナルから西鉄太宰府駅下車(約40分)
■車
【九州自動車道】太宰府ICから約15分・筑紫野ICから約20分
【タクシー利用】JR二日市駅から約15分・福岡空港から約30分 - 開館日・時間
- 9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
特別展開催期間中の金曜・土曜は【夜間開館】
9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで)
*閉館時間は変更されることがあります。 - 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は開館、翌日休館)、年末
- 観覧料
- 文化交流展(平常展)
一般 700円
大学生 350円
高校生以下または18歳未満 無料
満70歳以上 無料
障害者手帳等(*)を持参の方およびその介護者1名 無料
キャンパスメンバーズ会員(※) 無料
太宰府天満宮共通チケット(※) 1,000円
※無料となる障害者手帳等の種類、およびキャンパスメンバーズ会員、太宰府天満宮共通チケットの詳細については、九州国立博物館ホームページをご覧ください。
https://www.kyuhaku.jp/visit/visit_top.html
