2019年5月21日
オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World
『トゥーランドット』
新国立劇場 制作部オペラ広報担当 高梨木綿子
「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」は,新国立劇場と東京文化会館が,日本を代表する各地の劇場と連携して2年にわたり展開する国際的なオペラプロジェクトです。2019年は,『トゥーランドット』を上演。スペインのパフォーマンス集団ラ・フーラ・デルス・バウスの芸術監督の一人アレックス・オリエが演出します。
スペイン・バルセロナ出身のアレックス・オリエは,1992年バルセロナオリンピックの開会式の演出も手掛けました。聖火の灯った矢を聖火台に向かって放ち,見事に命中させたクライマックスは,史上最も劇的なオリンピック開会式の演出だったと語り継がれています。

アレックス・オリエ
オリエが所属するラ・フーラ・デルス・バウスは,スケールの大きな仕掛けで観客を驚かせる前衛パフォーマンス集団として世界的に有名です。『トゥーランドット』はダイナミックな作品ですので,オリエが演出するということで,どのような舞台が展開するのか,大注目が集まっています。国内のファンの間で大きな話題となるだけでなく,世界中のメディアやオペラファンの話題に上ることでしょう。
「オペラ夏の祭典」は,今シーズンから新国立劇場オペラ芸術監督に着任した大野和士が発案した大型プロジェクトです。指揮はもちろん大野和士が務めます。オーケストラにはバルセロナ交響楽団を迎えます。

大野和士
トゥーランドット役には,世界的トップ歌手であるイレーネ・テオリンとジェニファー・ウィルソンが出演するなど,国際的なキャストがこの大プロジェクトに集まります。悲劇的ヒロインのリュー役に出演する中村恵理,砂川涼子を始め,日本のトップ歌手が集まっていることも,ファンにはうれしいポイントです。

オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World『トゥーランドット』は,東京文化会館で開幕後,新国立劇場で上演し,滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール,札幌文化芸術劇場hitaruで上演されます。約1か月のリハーサルの後,日本全国で1か月弱の公演を行うというのは,オペラではかつてない規模の大プロジェクトです。
アリア「誰も寝てはならぬ」でも知られるプッチーニの名作オペラ。是非日本全国の皆さんに楽しんでいただきたいと思います。
新国立劇場 2018/2019シーズンオペラ
オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World『トゥーランドット』
(住所)〒151-0071 東京都渋谷区本町1-1-1
- お問合せ
- 【新国立劇場ボックスオフィス】(10:00~18:00)03-5352-9999
- 交通
- 京王新線(都営新宿線乗入)新宿駅より1駅,初台駅中央口直結
- 公演日時
- 2019年7月18日(木)18:30,20日(土)14:00,21日(日)14:00,22日(月)14:00
- 観覧料
- S席32,400円 A席27,000円 B席19,440円 C席12,960円 D席6,480円
※学生割引(5%),ジュニア割引(20%),高齢者割引(5%),当日学生割引(50%)など各種割引あり。
Z席1,620円は公演当日朝10:00から販売。御購入の際は下記ホームページで購入方法を御確認ください。 - ホームページ
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https://www.nntt.jac.go.jp/opera/turandot/