2022年5月25日
夏休みは国立文楽劇場へいらっしゃい!
国立文楽劇場部企画制作課 笹本奈津子
長かったゴールデンウィークも終わり、夏が近づいてきました。そろそろ夏休みの計画を立てていらっしゃるご家庭も多いのではないでしょうか。どこかに楽しくて子供たちの良い経験になるような、安全で手頃なレジャーはないかしら...とお考えの方へ、大阪・国立文楽劇場からのご提案です。
江戸時代に今の大阪で生まれた人形浄瑠璃文楽。その文楽をおもに上演している私たち国立文楽劇場では、夏休み文楽特別公演(7/16~8/4)の第1部を、毎年<親子劇場>と題して、お子様や初めて文楽をご覧になる方に気軽にお楽しみいただける演目を上演しています。
今年はまず、初めて鈴を見た河童と狐たちのお話『鈴の音』をご覧いただいた後、人形遣いのお兄さんが舞台に登場して文楽の舞台や人形の仕組みをわかりやすく説明します。その後に続くお芝居は、『夕鶴』の作者として知られる劇作家・木下順二が昔話をもとに書いた『瓜子姫とあまんじゃく』です。お留守番をしていた瓜子姫に、人まねモンスター・あまんじゃくが迫って...
もし内容が難しかったらどうしようと思われるかもしれませんが、舞台には字幕がありますし、音声同時解説のイヤホンガイドの貸し出し(18歳以下のお客様は無料)や、台本付きのプログラムも販売していますので、どうぞご安心ください。
終演後には、お子様に劇場オリジナルグッズをプレゼント。劇場のロビーで巨大な人形のかしらと記念写真を撮ったり、入場無料の資料展示室で人形や和楽器を間近で見たりと、いろいろ楽しむことができます。
この公演では、通常の料金よりもリーズナブルな親子割引(大人と子供の組み合わせならどなたでも、大人4,200円・子供1,500円)をご用意しています。6月7日(火)午前10時から、国立劇場チケットセンターWebサイトにて親子先行予約がスタートします。良いお席はお早めに!
より本格的な文楽の古典作品をご覧になりたい方は第2部の<名作劇場>、暑さのやわらぐ夜のお出かけには第3部の<サマーレイトショー>がおすすめです。
リアルな触れ合いの機会が減っている今こそ、生の舞台の大迫力や臨場感を劇場の客席で味わってみませんか?出演者・スタッフ一同、感染症対策を徹底してご来場をお待ちしております。

「瓜子姫とあまんじゃく」
国立文楽劇場 夏休み文楽特別公演
(住所)〒542-0073
大阪府大阪市中央区日本橋1丁目12番10号
- お問合せ
- 【国立劇場チケットセンター】(午前10時~午後6時)
- 0570-07-9900,03-3230-3000[PHS・IP電話]
- 交通
- 地下鉄・近鉄日本橋駅7号出口から徒歩約1分
- 公演日時
- <夏休み文楽特別公演>
- 7月16日(土)~8月4日(木)※25日(月)は休演
- 【第1部 親子劇場】午前11時開演
- 【第2部 名作劇場】午後1時30分開演
- 【第3部 サマーレイトショー】午後5時30分開演
- 休館日
- 7月1日(金)
- ご観劇料
- 【第1部 親子劇場】一般:5,000円 学生:2,500円 子供(18歳以下):1,900円 親子割引:親4,200円・子1,500円
- 【第2部 名作劇場】一等:6,000円(学生:4,200円)2等:3,500円
- 【第3部 サマーレイトショー】一等:5,300円(学生3,700円)2等:3,300円
- ホームページ
- <夏休み文楽特別公演>
- 【インターネット予約】
-
https://ticket.ntj.jac.go.jp/m(スマートフォン)