2022年7月25日
国際的な劇作家ワークショップから誕生!『私の一ヶ月』
新国立劇場 制作部 演劇広報担当 関 美希奈

出演者写真
(上段:村岡希美、藤野涼子、岡田義徳/下段:久保酎吉、つかもと景子、大石将弘)
劇作家は〆切に追われていたり、ひとりで作品を産むイメージが主流だと思いますが、本作はいつもと違ったプロセスから生まれた作品です!
現代の劇作家の新作を多く上演し、「劇作家のための劇場」として知られる英国ロイヤルコート劇場が劇作家やディレクターなどを派遣し、世界中で行っている若い劇作家のためのワークショップを、新国立劇場で2019年からあしかけ2年に渡り実施。14名の劇作家たちが参加しました。
グループディスカッションやディレクターからのアドバイス、最終フェーズでは演出家、俳優も参加してのリーディングを通して成長してきた作品群より、この度須貝英さんによる『私の一ヵ月』を上演いたします。

須貝 英
本作は貧しく寒い地方都市の、ある家庭とコンビニエンスストア、そして都内の大学図書館の閉架書庫の三つの場所を通して、見過ごされてしまいそうになるささやかなものに目を向け、未来に何を残していくべきかを描いています。
ゆるイラストあらすじ紹介を作りましたので、ご観劇前にチェックしていただけると嬉しいです!

演出は須貝さんと同年代の注目の若手演出家、新国立劇場では2018年に『誤解』を演出した、文学座の稲葉賀恵さんです。

稲葉賀恵
本作は物語が進んでいくうちに登場人物の関係性が明らかになっていくので、伏線がどんどん回収される作品が好きな私は一気に台本を読み終わりました!結末を知った後に、もう一度登場人物ひとりひとりに注目して観たくなる作品になる予感です。また、過去にとらわれて前に進めない人、大切な人に前を向いてほしいと思っている人に、グッとくる作品になると思います。ぜひ、劇場にお越しくださいませ!
【関連リンク】
新国立劇場11月演劇公演『私の一ヶ月』
(住所)〒151-0071 東京都渋谷区本町1-1-1-1
- 問合せ
- 【ボックスオフィス】(10:00~18:00)03-5352-9999
- 交通
- 京王新線(都営新宿線乗入)新宿駅より1駅、初台駅中央口直結
- 開館時間
- 2022年11月2日(水)~20日(日)
- 公演時間は下記ホームページをご確認ください。
- 休館日
- 11月7日(月)・14日(月)
- 観覧料
- A席7,700円 B席3,300円 Z席1,650円
- ※学生割引(5%),ジュニア割引(20%)、高齢者割引(5%)、当日学生割引(50%)など各種割引あり。
- Z席は公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売。1人1枚。詳細は下記ホームページをご確認ください。
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