2026年3月31日
4月の国立演芸場
~うららかな春の日を大衆芸能で~
国立劇場制作部演芸制作課 谷口 善信
国立演芸場は、大衆芸能のすぐれた技芸の継承を図るため、昭和45年に開場しました。
開場以来、国立演芸場は「寄席」として毎月、定席公演(上席1~10日、中席11~20日)を続けてきましたが、令和5年10月に再整備事業のため閉場し、今は「国立演芸場寄席」という名称で、毎月2回連続5日間興行として、都内の様々なホールにて公演を続けています。
また、様々なテーマで趣向を凝らす「企画公演」のほか、若手演芸家が1年を通じて技芸を競い合う「花形演芸会」を継続して行っています。
今回、4月6日(月)から連続5日間開催する「国立演芸場寄席」では三遊亭小遊三がトリをつとめます。テレビでも広く知られる人気噺家で、3度のオリンピック聖火ランナーや卓球の名人としても知られ、つねに話題を振りまいていますが、公益財団法人落語芸術協会副会長のほか、数々の要職をつとめ、文化庁芸術祭優秀賞を2度受賞(1980年・2001年)し、さらに文化庁長官表彰(2010年)を受けた経歴を持つ古典落語の名人です。
落語のほか、コントやバイオリン漫談などの色物芸も楽しめる盛りだくさんの番組は寄席ならではです。
4月15日(水)からの「国立演芸場寄席」ではベテラン柳家小里んがトリ。豊富な持ちネタで、落語通を唸らせます。そのほか、漫才や曲芸など、にぎやかな顔ぶれです。それぞれの名人芸をたっぷりとお楽しみください。
毎月1回を目安に開催され、今回564回目を数える「花形演芸会」。若手の登竜門として知られるシリーズですが、4月は、昨年真打昇進を果たした実力派、柳家吉禄と立川吉笑が登場。トリの吉禄は人情噺の大ネタ「文七元結」で、現代的な笑いの感覚を入れた『擬古典』で注目を集める吉笑は「一人相撲」で賞を競います。落語のほか、浪曲、紙切りで芸を磨く個性豊かな面々にもどうぞご注目ください。
国立演芸場寄席
4月6日(月)~10日(金)午後1時開演
会場:すみだトリフォニーホール小ホール
●指定席●入場料金(税込)2,300円(学生1,600円/シルバー1,800円)
国立演芸場寄席
4月15日(水)~19日(日)午後1時
会場:江東区深川江戸資料館小劇場
●指定席●入場料金(税込)2,300円(学生1,600円/シルバー1,800円)
花形演芸会
4月25日(土)午後1時
会場:渋谷区文化総合センター大和田6階伝承ホール
●指定席●入場料金(税込)2,200円(学生1,500円/シルバー1,700円)
国立演芸場
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