「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産一覧表への記載決定について

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今般,我が国が世界文化遺産へ推薦を行っている「百舌鳥・古市古墳群」について,第43回世界遺産委員会が世界遺産一覧表へ記載することを決定しました。

決議の概要について、以下の通りお知らせします。

1.決定時刻

決定時刻は次のとおりです。

現地時間7月6日(土)12:36
(日本時間7月6日(土)17:36)

2.資産名

百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-」

※4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された45件49基の古墳群

3.世界遺産委員会における決議要旨及び主な審議内容

<決議要旨>

「百舌鳥・古市古墳群」を評価基準(iii)及び(iv)の下に「記載」する。

主な審議内容(決議の概要は別紙参照)

  • ○規模の大小と多様な墳形により古代の社会政治的な構造が示された世界的にも稀有な物証である。
  • ○1600 年にもわたり守られ,現在では市街地にありながらも,高いレベルの法的保護のもとに保存管理された素晴らしい物証である。
  • ○開発圧力に対する住民運動によって保護された古墳が構成資産に含まれているなど,地域社会にも根差した資産である。

(参考)世界遺産委員会による決議の4つの区分

  • 1.記載(Inscription):世界遺産一覧表に記載するもの。
  • 2.情報照会(Referral):追加情報の提出を求めた上で次回以降に再審議するもの。
  • 3.記載延期(Deferral):より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。推薦書の再提出後,約1年半をかけて再度諮問機関の審査を受ける必要がある。
  • 4.不記載(Not to inscribe):記載にふさわしくないもの。(世界遺産委員会で不記載決議となった場合,例外的な場合を除き再推薦は不可。)

<担当>文化庁文化資源活用課

課長
伊藤史恵
課長補佐
菊地史晃

電話:03-5253-4111(代表)(内線2877)

03-6734-2877(直通)

別紙

世界遺産委員会における「百舌鳥・古市古墳群」にかかる決議の概要について説明しています。

「百舌鳥・古市古墳群」について説明しています。

世界遺産の概要について説明しています。

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