文化審議会の答申(国宝・重要文化財(建造物)の指定)について

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令和3年11月19日

文化審議会(会長 とう まこと)は、令和3年11月19日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、1件の建造物(新規1件)を国宝に、10件の建造物(新規10件)を重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申しました。

この結果、官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)は、2,540件、5,281棟(うち国宝229件、292棟を含む。)となる予定です。

◎今回の答申における主なもの

【国宝】
霧島神宮本殿きりしまじんぐうほんでん幣殿へいでん拝殿はいでん 鹿児島県霧島市

天孫降臨てんそんこうりんの神話に纏わる古社。現在の社殿は鹿児島藩主・島津吉貴しまづよしたかによる寄進で正徳5年(1715)に建立された。本殿の、龍の彫刻が巻き付いた龍柱りゅうばしらをはじめ、濃厚な建築装飾で全体を彩る。立地を活かした高低差を表現した社殿構成も秀逸である。

【重要文化財】
ニッカウスキー余市蒸溜所施設よいちじょうりゅうしょしせつ 北海道余市郡余市町

昭和初期に竹鶴政孝たけつるまさたかが創業したウイスキー蒸溜施設。原材料の仕込みから蒸溜、貯蔵まで、創業以来の一連の製造施設をよく残し、ヨーロッパ中世の城砦じょうさいをイメージさせる事務所棟の正門をはじめ、各施設を調和のとれた外観で整える。

<担当>文化庁文化財第二課

課長
山下信一郎
課長補佐
山村満理子
調査部門
田中禎彦、番(内線2793)
審議会係
川口雅之、福島絵里奈(内線3160)

電話:03-5253-4111(代表)

別紙

指定される文化財の概要、答申件数とそれを加えた累計、時代別、種別内訳を記載しています。

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