司法救済ワーキングチーム(平成20年第7回)議事要旨

1.日時

平成20年8月28日(木)14:00~16:00

2.場所

文化庁 特別会議室

3.出席者

(ワーキングチーム員)
大渕座長,山本,上野,平嶋,前田,の各ワーキングチーム員
(文化庁)
山下著作権課長,大和著作権課課長補佐,黒沼著作権調査官,他

4.議事

「間接侵害」について

5.議事要旨

  1. 今回は,文化審議会著作権分科会法制問題小委員会への報告書案について検討を行った。
  2. インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の「間接侵害責任の生じない範囲の明確化」について,(ⅰ)基本的にプロバイダ責任制限法及びガイドラインで実施されている枠組みを著作権法上にも位置づける案と(ⅱ)アメリカのDMCAで実施されている枠組みを導入する案をもとに意見交換を行った。
  3. ISPの「間接侵害責任の生じない範囲の明確化」については,差止請求や刑事罰との関係で法的予測可能性を高める観点から,一定の要件の下で法的措置を行うことが適当とのことについて概ね意見の一致があった。ただし,具体的な制度設計については様々な意見があり,今後,引き続き検討を進めていくことが適当とされた。また,「間接侵害類型の明確化」については,近年の裁判例の分析等を深めつつ,引き続き検討を行うことが適当とされた。
  4. 次回は,法定損害賠償制度について検討を行うこととなった。

(文化庁著作権課)

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