平成16年 3月17日(水)~22日 西壁入り口、流入土表面等。 エタノール湿布による消毒除去。石室内パラホルムアルデヒドガス燻蒸(6g)。 同定結果:緑色のカビは,Trichoderma sp. (主に2種類) その他は, Penicillium sp. が主要なカビとして検出された。 これ以降、4月、5月はカビを発見すると直ちにエタノール湿布による消毒除去を行い、4月7日、4月30日、5月20日にパラホルムアルデヒドガスによる燻蒸を行った。またカビの同定も2回行ったがTrichoderma sp., Penicillium sp. が主要なカビとして検出された。 6月15日(火)~16日(水) 白虎近傍、朱雀の尾羽近傍など。 エタノール(約80%)を使用し、泥の上はガーゼでエタノール湿布、天井はレーヨン紙でエタノール湿布、絵の上(朱雀)、壁が浮いている白虎の近傍は、エタノールを浸した筆にて丁寧に除去後、エタノールを筆で塗布。 石室内パラホルムアルデヒドガス燻蒸(12g)。 同定の進行状況: Trichoderma sp., Penicillium sp. が壁面の主要種であったが,そのほかの種の詳細については,現在同定をすすめている。 その後もカビが見つかった場合には同様の対応を行い、7月3日にパラホルムアルデヒドガスによる燻蒸を行った。 |