- 画面の着色部分に関する説明
- 緑色:すでに取り外された部分
- 青線:囲まれた範囲が取り外された単位
- 桃色:剥離が想定される範囲
- 赤色:剥離が確認された部分
- 隔壁面の状況
- 東面(写真1)
確認されている画像で残存しているのは、十二支像の虎のみである。
当該像は、足の一部分が剥離している以外は、壁面に付いている状況である(写真2)。
この部分については、乾燥に伴い、不安定になってきているので、早急な強化処置が必要と思われる。一部に落下防止の処置を行った。 - 西面(写真3)
確認されている画像は残存していない。壁面には何カ所かの剥離を生じているので、取り外しが必要となると思われる。
- 南面(写真4)
壁面の乾燥に伴い、左上部より剥離が進行中である。西面同様一部に剥離しない部分を残しながら、剥離が進行しているようである。また、一部の亀裂が拡大している。上部に関しては、露出している石面がないので、保存のための保護処置を行えない。十分な監視と適切時期での取り外しが必要であると思われる。
- 北面(写真5)
全面的に乾燥が進み、漆喰層の脆弱化が著しい。早急に全面的な強化処置が必要であると思われる。亀裂の拡大も一部観察されている(写真6、写真7、写真8)。
- 天井:(写真9、10、11)
全面的に乾燥の進行によってより脆弱が進行している。一部で強化処置を試みているが、HPCの浸透に数日から一週間程度かかっている。
- 東面(写真1)
- 写真1
- 写真2
- 写真3
- 写真4
- 写真5
- 写真6
- 写真7
- 写真8
- 写真9
- 写真10
- 写真11
このマークは本資料のうち、上記文書に付けられたものです。
上記写真等資料に付けられたものではありません。