資料10
キトラ古墳壁画の特別公開について
1.剥ぎ取り壁画の公開について
第9回の委員会の議論を踏まえ,昨年度の「白虎」に引き続き,キトラ古墳の剥ぎ取った壁画のうち,保存状態の良好な「玄武」について一般公開を行った。
(1)特別公開
[1] 期間 | : | 平成19年5月11日(金)〜27日(日) (平成19年5月10日(木)に内覧会を開催) (※ 飛鳥資料館の春期特別展の会期中17日間展示。) |
[2] 場所 | : | 独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所飛鳥資料館 |
[3] 主な出陳品 | : | 「玄武」及びその周辺の余白部分,ダイヤモンドワイヤー・ソー等の剥ぎ取り用機材等 |
[4] 入館者数 | : | 52,203人 |
(2)特別講演
[1] 日時 | : | 5月20日(日)14:00〜16:00 |
[2] 場所 | : | 奈良県立万葉文化館 |
[3] 講演者 | : | 白石太一郎(奈良大学教授) 「キトラ・高松塚古墳壁画の語るもの」 川野邊渉(東京文化財研究所保存修復科学センター副センター長) 「キトラ古墳のこの一年」 |
[4] 入場者数 | : | 約300人 |
2.今後の剥ぎ取り壁画の公開について
剥ぎ取りを行った特別史跡キトラ古墳壁画については,今後とも,保存技術的に可能であれば,随時,公開を行う。
なお,次回の公開については以下のとおり行う。
(1) 期間 | : | 平成20年5月9日(金)〜25日(日) (平成20年5月7日(水)に内覧会を開催) (平成20年5月8日(木)に関西(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県)及び三重県の小中学校を対象とした内覧会を開催) (※ 飛鳥資料館の春期特別展の会期中17日間展示。) |
(2) 場所 | : | 独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所飛鳥資料館 |
(3) 出陳品 | : | 十二支像「子」「丑」「寅」 (但し,今後の保存状態を確認しながら検討を行う。) |