『国宝高松塚古墳壁画』(平成16年刊行)に掲載された写真の撮影について

 本資料に掲載した内容の大半は『国宝高松塚古墳壁画』所収の「壁画の画像形成について」より抜粋し、撮影期間等については点検日誌、出張復命書から抜粋したものである。

1.撮影期間(調査・撮影)

平成14年5月21日 24日
9月10日 12日
10月29日 11月1日
12月18日 21日
平成15年4月13日 18日

(日誌、復命書等から。)

2.撮影者

東京文化財研究所情報調整室技師ら

3.撮影内容

  • 偏光カラー撮影法
  • 偏光近赤外線撮影法
  • 蛍光撮影法
  • 単色光吸収撮影法
  • 蛍光分光測定法

4.撮影の状況

石室内に1名、前室に2名の計3名で作業。

「調査器具の防湿対策、撮影機器の架台(安全性の確保)、有害光除去(紫外線・発熱除去処理)対策を施した光源等を独自に製作した。

撮影用の光源には防熱と紫外線除去処理を施したフラッシュを4灯使用し、石室内部の環境変化に配慮した。



撮影日の石室内温度変化(例)

平成14年9月10日〜12日

平成14年9月10日〜12日の石室内温度変化

平成14年10月29日〜11月1日

平成14年10月29日〜11月1日の石室内温度変化

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