NPO法人 DANCE BOX概要
≪目的≫
DANCE BOXは、ダンス芸術の「自己表現の力」、「コミュニケーションを創る力」、「国際性」を現代社会に活かし、市民がより豊かな生活を享受できる環境をつくること、またダンスを通じて豊かな感性を持つ子供の育成、および人と自然が共生できる文化的なまちづくりの推進を図ることを目的としています。
≪沿革≫
1996年4月TORII HALL内にダンスボックス実行委員会を設立。8月「DANCE CIRCUS.1」にて事業を開始以降、2002年3月までTORII HALLを拠点に毎年年間約30本のダンスプログラム(公演・ワークショップ等)を企画制作してきました。2002年8月NPO法人化し、10月独自の劇場≪Art Theater dB≫を大阪市との公設民営により設立。自主事業を通じて、単に優れた作品を紹介するにとどまらず、新しいアーチスト・作品を生み出す構造を持つことに重点を置いています。同時に観客の育成についても、劇場が地域社会に果たす役割を考慮しつつ、積極的にアプローチしています。
(1)公演事業(コンテンポラリーダンス育成支援プログラム)
・・・アーティストの育成・公演(鑑賞)機会の提供
<ステップアップシステム>
・Step 1 「ダンスサーカス」・・・アーティストの登竜門 12分作品×5組×2日間 年間4回(公募)
・Step 2 「DANCE BOX セレクション」・・・注目すべきアーティストを厳選 20分作品×4組 年間2回
・Step 3 「DANCE INDEPENDENT」・・・自立した活動をするアーティストによる公演 年間約10公演
(2)国際交流事業
・・・「Asia Contemporary Dance Festival」の開催 他
(3)アートキャバレーの実施
・・・普段の劇場と趣きを変え、飲食しながらライブハウス感覚で、ダンスを中心としたアートを体験してもらう企画。新しい観客層の開拓を目指す。
(4)ワークショップの開催
・・・一般市民向け体験講座やアーティスト育成講座など。
身体表現講座≪春塾≫≪夏塾≫は年2回定期的に開講。
その他、舞台技術講座や制作講座や、毎週(月)のダンスクラス開催等。
最近は、障害者やこども向けのWSのコーディネートも増えている。
(5)地域社会とのコミュニティ事業
・・・ 「ダンス」の持つ力を、街づくりの活性化につなげていく目的。
毎年3月「コンテンポラリーダンスin新世界」を開催。
2003年度は大阪府より「アートとまちづくり調査事業」受託。
(6)情報コーナー&カフェ展開
・・・ダンス・舞台関係の書籍や情報を収集公開。映像も閲覧できる。
(7)劇場<Art Theater dB>の運営
・・・客席数約100席の小劇場。
自主事業の他、提携公演や貸館事業も行なっている。新しい表現を生み出す拠点として、
アーティスト、観客・市民が豊かに行き交いコミュニケーションが生まれる場を目指す。