今後の社会における文化の機能・役割
- 文化は,
- (1)人間が人間らしく生きるために,
- (2)人間相互の連帯感を生み出し,共に生きる社会の基盤を形成するために,
- (3)より質の高い経済活動を実現するために,
- (4)科学技術や情報化の進展が人類の真の発展に貢献するものとなるために,
- (5)世界の多様性を維持し,世界平和の礎をつくるために
極めて重要
- 社会のあらゆる分野や人々の日常生活において,その行動規範や判断基準として「文化」を念頭において振る舞う社会,言わば「文化を大切にする社会」の構築が必要
- そのためには,一人一人が文化を大切にする心を持ち,行政は文化を機軸にして施策を展開し,企業は文化の価値を追求して行動することが求められる
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文化を大切にする社会を構築するために
社会全体で文化振興に取り組む
- 個人,企業,地方公共団体,国のそれぞれが文化の担い手としての役割を果たす
- 文化予算の充実と寄附促進のための税制措置の充実
- 国,地方公共団体,民間等のネットワークの形成
文化を大切にする心を育てる
- 我が国の歴史,伝統や世界の多様な文化を尊重する教育の充実
- 子供の文化体験活動を推進,豊かな人間性や多様な個性を育成
- 教員が豊かな感性や幅広い教養を持ち,学校教育活動全体を文化的なものとする
- 国語の役割を重視し,国語教育を質的かつ量的に充実
我が国の「顔」となる芸術文化を創造する
- 世界に誇れる芸術文化の創造活動への重点支援
- 世界に通じる芸術家の育成
文化遺産を保存し,積極的に活用する
- 総合的な視野に立った文化遺産の保存・活用
- 人々の主体的な参加による文化遺産の保存・活用
日本文化を総合的・計画的に世界へ発信する
- 国際文化交流マスタープランの策定
- 外国人に対する日本語教育の推進