「アイヌ語のアナログ音声資料デジタル化のための事前調査」への協力のお願い

 文化庁では,古くから収録されてきた貴重なアイヌ語の音声資料を活用して,アイヌ語の保存・継承に資する取組を進めています。

 これまでの調査研究を受けて,平成27年度から「アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化」に取り組む予定です。この事業は,「アナログメディアでのみ保存されているアイヌ語の音声資料のデジタル化」と「デジタル化された音声資料を用いてのアーカイブ化」という二つの取組を内容としています。

 このたび,「アナログメディアでのみ保存されているアイヌ語音声資料のデジタル化」の取組において,デジタル化を希望する全てのアナログ音声資料をパソコン等で処理できる形でデジタル化していくに当たり,アイヌ語のアナログ音声資料の状況やデジタル化の意向について,北海道及び道内市町村に対して事前調査を行うことになりました。

 ついては,下記の調査対象について調査項目に対する回答をお願いします。

 なお,デジタル化を行う段階では,権利者の許諾を必須条件とする予定はありません。

調査対象

1 北海道の場合
○ 北海道,北海道教育委員会が所有又は管理している音声資料
○ 北海道立の図書館,博物館,資料館等が所有又は管理している音声資料
⇒ 上記の音声資料のうち,次のいずれかに該当するもの
● オープンリール,カセットテープ,マイクロカセットテープ,8mm,
VHS等のアナログメディアでのみ保存されている音声資料
● パソコン等での処理に対応していないデジタルメディアであるDAT,MD,MOでのみ保存されている音声資料
● アナログメディアと,DAT,MD又はMOとで保存されている音声資料
2 道内市町村の場合
○ 市町村,市町村教育委員会が所有又は管理している音声資料
○ 域内の図書館,博物館,資料館等(市町村立以外の施設も含むが,道立施設は除く)が所有又は管理している音声資料
○ (把握している範囲での)域内の個人等が所有又は管理している音声資料
⇒ 上記の音声資料のうち,次のいずれかに該当するもの
● オープンリール,カセットテープ,マイクロカセットテープ,8mm,
VHS等のアナログメディアでのみ保存されている音声資料
● パソコン等での処理に対応していないデジタルメディアであるDAT,MD,MOでのみ保存されている音声資料
● アナログメディアと,DAT,MD又はMOとで保存されている音声資料

※ 本事前調査においては,DATやMD,MOで保存されている音声資料も,パソコン等での処理に対応していないという意味で,「アナログ音声資料」に含めて扱うこととします。

調査項目

  • 問1 所有又は管理しているアイヌ語のアナログ音声資料の有無
  • 問2 図書館,博物館,資料館等で所有又は管理しているアイヌ語のアナログ音声資料の有無
  • 問3 域内の個人等が所有又は管理しているアイヌ語のアナログ音声資料の有無
    (問3は,市町村に対してのみ)
    ⇒ アイヌ語のアナログ音声資料を所有又は管理している場合は,以下の問いにも回答
  • 付問1 収録されているメディアの種類
  • 付問2 収録されている音声資料の長さ
  • 付問3 収録されている音声資料の内容
  • 付問4 音声資料の所有者及び管理者
  • 付問5 アナログ音声資料をデジタル化する意向の有無

回答の方法及び締切り

 〈回答用紙〉を使用し,文化庁から送付した「アイヌ語のアナログ音声資料デジタル化のための事前調査(依頼)」に基づいて回答願います。

  • ・アイヌ語のアナログ音声資料を所有又は管理していない場合は,〈回答用紙〉①のみを提出
  • ・アイヌ語のアナログ音声資料を所有又は管理している場合は,〈回答用紙〉①②を提出
  • 〈回答用紙〉①(問1~3の回答)の締切り  → 平成27年3月30日(月)
  • 〈回答用紙〉②(付問1~5の回答) の締切り → 平成27年4月20日(月)

回答用紙のダウンロード

<問合せ先>
文化庁文化部国語課 国語調査官(鈴木)
100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
TEL 03-5253-4111 内線2841
FAX 03-6734-3818

Adobe Reader(アドビリーダー)ダウンロード:別ウィンドウで開きます

PDF形式を御覧いただくためには,Adobe Readerが必要となります。
お持ちでない方は,こちらからダウンロードしてください。

ページの先頭に移動