平成30年度危機的な状況にある言語・方言サミット(宮古島大会)の開催について(御案内)

平成30年9月25日

平成30年度危機的な状況にある言語・方言サミット(宮古島大会)を下記のとおり開催しますので,お知らせいたします。

趣旨

我が国における消滅の危機にある言語・方言に関する調査研究成果や各地域の取組事例について,広く知っていただくため,「危機的な状況にある言語・方言サミット」を開催します。本サミットは危機言語・方言の聞き比べや講演等を行い,文化の多様性を支える言葉の役割や価値について共に考え,危機的な状況を改善するきっかけにしようとするものです。今年度は,11月24日(土)に沖縄県宮古島市で開催します。

*「危機的な状況にある言語・方言」とは,ユネスコが平成21年に発行した“Atlas of the World’s Languages in Danger”で消滅の危機にあるとした8言語・方言(アイヌ語,八丈方言,奄美方言,国頭方言,沖縄方言,宮古方言,八重山方言,与那国方言)及び東日本大震災において危機的な状況が危惧される被災地の方言を指します。

主催・共催

文化庁,沖縄県,宮古島市,宮古島市教育委員会,国立国語研究所,琉球大学,北海道大学アイヌ・先住民研究センター

日時

平成30年11月24日(土)10:00~18:45(受付開始9:30)

場所

マティダ市民劇場(宮古島市文化ホール)
(沖縄県宮古島市平良字下里108-12)

日程

9:30 受付
10:00 開会式(開会宣言,主催者・共催者挨拶)
10:15 危機的な状況にある言語・方言の現況報告
諸方言の現況国立国語研究所教授木部暢子
アイヌ語の現況北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授北原次郎太
11:10 基調講演「ことばと生きる,ことばを残す」
国立国語研究所所長田窪行則
12:10 昼休み
13:10 危機的な状況にある言語・方言の聞き比べ(宮古方言以外)
アイヌ語,八戸方言,八丈方言,奄美方言,国頭方言,沖縄方言,八重山方言,与那国方言
13:55 危機的な状況にある言語・方言の語り披露(アイヌ語,八戸方言)
14:45 取組事例報告(沖縄県,宮古島市)
沖縄県:しまくとぅば普及センターの紹介等
宮古島市:取組全般の紹介,方言弁論実演,方言パフォーマンス実演
15:35 危機的な状況にある言語・方言の聞き比べ(宮古各地の方言)
狩俣,荷川取,城辺,上野,下地,池間,伊良部,大神,多良間
16:20 協議「危機言語・方言を継承する-継承を受ける立場から」
進行:琉球大学教授石原昌英
北欧サーミ語,アイヌ語,宮古方言の10代の継承者による提言
17:35 閉会式(大会宣言,主催者・共催者挨拶)
17:45 メインプログラム終了
18:00 特別プログラム(宮古島唄,みやーくふつ方言漫才,落語等)
18:45 特別プログラム終了
※都合で日程,登壇者等を変更することもあります。

参加者

どなたでも御参加いただけます。

参加申込み

事前の参加申込み不要。参加費無料。
※定員850名会場が満席の場合,御入場いただけないことがあります。

本サミットは,「東京2020公認文化オリンピアード」及び「beyond2020」の認証を受けています。

危機言語・方言の関連事業として,11月25日(日)14:00から,マティダ市民劇場(宮古島市文化ホール)において,これまでの「鳴りとぅゆんみゃーく方言大会」の最優秀賞受賞者やゲストの参加を得て「方言大会チャンピオン大会」(宮古島市文化協会主催)が開催されます。

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