○ | テーマ | : | 「日本語で異文化コミュニケーション」 |
○ | 趣旨 | : | 外国人登録者数は年々増え続け、日本は国内に様々な文化的背景を持つ人々が共に暮らす社会となっている。このように多文化化の進む国内社会で求められるコミュニケーション能力とはどのような力だろうか。 本大会では、日本で活躍する外国人日本語話者や、日本語教育学、異文化コミュニケーション学の専門家を招いて、文化的背景を異にする外国人と日本人との日本語による円滑なコミュニケーションについて考えるとともに、外国人に対する日本語学習支援の在り方について意見を交わす。 |
平成17年11月13日(日)
10:00 開会【以学館1号ホール】
○ | あいさつ | 平林 正吉(文化庁文化部国語課長) |
10:10~11:10 講演【以学館1号ホール】
○ | テーマ | : | 「落語による文化交流」 |
○ | 趣旨 | : | 笑いは文化によって違うとよく言われるが、講演者は日本文化である落語のおもしろさを日本人ばかりでなく英語話者にも分かりやすいように演じてこられた。噺家になるための修行を含め、御自身の日本語習得の体験談を御紹介いただきながら、伝えることのおもしろさ、難しさについて落語の実演を交えながら話していただき、日本語による文化交流の醍醐味について考える。 |
○ | 講演者 | : | ダイアン吉日(落語家)(敬称略) |
11:15〜12:30 座談会【以学館1号ホール】
○ | テーマ | : | 「多文化社会の日本語コミュニケーション」 |
○ | 趣旨 | : | 文化的背景を異にする外国人と日本語による円滑なコミュニケーションについて考えながら、外国人に対する日本語学習支援の在り方について意見を交わし、多文化化の進む国内社会で求められるコミュニケーション能力とはどのような力かを考える。 |
○ | 講演者 | : | 水谷 修(名古屋外国語大学長) |
○ | 座談者 | : | 久保田 真弓(関西大学教授) ダイアン吉日(落語家) 鄭 玄実(福島韓国語・韓国文化ネットワーク代表) 西口 光一(大阪大学教授) (敬称略) |
13:30〜14:30 日韓友情年特別企画【以学館1号ホール】
14:45~16:30 日本語教育研究協議会
第1分科会【以学館1号ホール】
○ | テーマ | : | 「異文化コミュニケーション学の日本語学習支援への活用」 |
○ | 趣旨 | : | 異文化コミュニケーションについての概説と実際のトレーニング方法について紹介していただき、日本語教育への活用について考える。 |
○ | 講師 | : | 松田 陽子(兵庫県立大学教授) (敬称略) |
第2分科会【清心館525号教室】
○ | テーマ | : | 「学習環境を考えた地域における日本語教育支援の方法について考える」 |
○ | 趣旨 | : | 学習者によって様々である学習環境を考慮した活動例について紹介していただきながら、特に地域における効果的な日本語学習支援の在り方について考える。 |
○ | 講師 | : | 浜田 麻里(京都教育大学助教授) (敬称略) |
第3分科会【清心館533号教室】
○ | テーマ | : | 「日本語会話習得について考える」 |
○ | 趣旨 | : | 会話能力の上達のためにどのような活動が必要か。OPI※の理念の活用を紹介していただきながら、地域でも可能な活動例について考える。 ※OPI:ACTFL(全米外国語教育協会)によって開発された汎言語的に使える会話能力テスト |
○ | 講師 | : | 鎌田 修(南山大学教授) (敬称略) |
第4分科会【清心館534号教室】
○ | テーマ | : | 「地域における日本語学習支援への第二言語習得研究の活用」 |
○ | 趣旨 | : | 第二言語習得の概要について解説するとともに、日本語を効果的に指導するための知見を具体的な活動例とともに紹介していただき、地域における日本語学習支援の参考とする。 |
○ | 講師 | : | 迫田 久美子(広島大学教授)(敬称略) |
16:30 閉会