国語施策・日本語教育

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[はじめに]

 国語審議会は,平成5年11月に文部大臣から諮問された「新しい時代に応じた国語施策の在り方について」のうち,「国際社会への対応に関すること」について,「国際社会に対応する日本語の在り方」としてここに答申する。以下に述べる諸問題の審議に当たり,国語審議会は,ひとり日本の利益や日本語使用の広がりのみを念頭に置くのではなく,これからの世界における言語や文化のあるべき姿を求め,世界の中で日本語を生かしていくことが世界の言語や文化のあるべき姿と調和し,人類の繁栄と幸福にも資するような在り方を追求することを基本姿勢とした。
 本答申は,「T 国際社会における日本語」「U 日本語の国際化を進めるための方針」「V 国際化に伴うその他の日本語の問題」の3章から成る。Tにおいては,これからの国際社会における日本語の在り方についての基本的な考え方を明らかにする。Uにおいては,その考え方に基づいて,日本語の国際化を進めるための三つの方針を提案する。さらに,Vにおいては,国際化に伴って生じている外来語・外国語増加の問題及び姓名のローマ字表記の問題について,考え方を示すこととする。

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