文化庁主催 第3回コンテンツ流通促進シンポジウム
日本映画界は、ハリウッド映画並みの大作を作れるのか?−外部資金の活用を考える−

2005年7月13日 国立オリンピック記念青少年総合センター(カルチャー棟大ホール)
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研究報告
澤 伸恭 (さわ のぶやす)
株式会社UFJ総合研究所
客員研究員
報告資料のダウンロード (PDF:513KB)

「コンテンツ評価・ビジネスモデルに関する調査研究」の報告
ただいまご紹介いただきました澤と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

今、ご紹介いただきましたように、私どもUFJ総合研究所のほうで、「平成16年度コンテンツ評価・ビジネスモデルに関する調査研究」という調査研究の事務局のほうを引き受けさせていただきましたので、今回このような場でご報告させていただきます。先ほどの李さんのお話と、次に続きますパネルディスカッションの中継ぎという位置づけだと思いますが、お聞きいただければと思います。

今回20分という時間ですので、この調査研究実際にコンテンツ評価の要素を検討したり、あるいはその手法について検討をしたりというようなことをやっておるんですが、この調査研究をすることに至った背景といま皆様のほうにお配りしております報告書、これの全体の骨子のような形のご報告になってしまうかと思います。どうぞご容赦いただければと思います。

今日、この20分の中で皆様お持ちのこの水色の表紙の報告書、こちらと画面のほう、両方を使わせていただきましてご説明させていただきたいと思います。

それでは、まず実施の概要でございます。こちらの報告書のほうですと、3ページになります。研究会方式で実施いたしました。制作関係者あるいは流通の関係者、金融の関係者あるいは法律の専門家の方、合わせて12名の専門家で構成いたします調査研究会というもので実施いたしました。

3ページの名簿のとおりの方が委員でございます。ですので、先ほどの李さん、それから本日のパネルディスカッションのコーディネートの松田先生が座長、それから委員の方にもパネルディスカッションのパネリストの方々が含まれているということでございます。

それから期間ですが、今年の3月まで、昨年度の実施でございます。

では、なぜこのような調査研究をやったのかといいますと、まず現状の資金調達の課題ということが大きく挙げられます。今日、コンテンツの関係者、業界の関係者が多いかと思いますので、当然のことということもあろうかと思いますが、まず一般論としてお聞きください。
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