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1.事業名
文化庁日本の技体験フェア「ふれてみよう!文化財を守り続けてきた
2.開催日
- 令和元年
- 11月9日(土)12:00~16:00
- 11月10日(日)10:00~16:00
3.場所
沖縄県立武道館(沖縄県那覇市奥武山町52)
※入場無料です。
4.内容(イベントの内容・日時は,都合により変更となる場合があります。)
(1)選定保存技術保存団体(全34団体,別紙参照)による展示・実演・体験
- [1]展示
- 技の解説や保存団体の活動を紹介するパネル,原材料・道具等を展示します。
- [2]実演
- 先人から受け継がれてきた知恵と熟練の技を披露します。
- [実演の一例]
- ・金沢金箔伝統技術保存会・・・・・縁付金箔うつしの実演
- ・浮世絵木版画彫摺技術保存会・・・江戸木版画の彫りと摺りの実演
- ・日本うるし掻き技術保存会・・・・漆掻きの実演
- [3]体験
- 技術者から教わりながら,実際に「匠の技」を体験することができます。
体験で制作した作品は記念品としてプレゼントします。 - [体験の一例]
- ・宮古苧麻績み保存会・・・・・・・・・・苧麻績(ブーンミ)体験
- ・組踊道具・衣裳製作修理技術保存会・・・組踊の衣裳を着る体験
- ・木之本町邦楽器原糸製造保存会・・・・・繭から紡いだ糸でタッセル作り体験
-
多色摺体験 -
カンナ体験
(写真:静岡県熱海市における昨年度の体験の様子)
(2)その他
[1]本フェアの開催に先立ち,開催地である那覇市の小学校を対象に,選定保存技術保存団体の技術者が学校に赴き,技の解説や体験を行う「学校キャラバン(出前授業)」を実施します。
[2]11月9日(土)16:00からは,同時開催として,同会場沖縄県立武道館内ステージにて沖縄県教育委員会主催で「組踊公演『護佐丸敵討』&ワークショップ」が開催されます。
5.目的
近年,生活環境などが変化する中で,文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術又は技能について,伝承者の養成や原材料の確保等が困難になりつつあります。
このため文化庁では,そのような「文化財の保存技術」のうち,保存の措置を講ずる必要があるものを「選定保存技術」(※)として選定し,これらの技の保存・伝承を図っています。
このフェアは,文化財の保存技術の大切さや,伝承者の養成,文化財の修理,原材料や道具などに関する現状をより多くの方々に理解していただくとともに,未来の伝承者・理解者の拡大等に資することを目的に毎年開催しています。
6.主催等
主催文化庁
共催沖縄県教育委員会,那覇市,那覇市教育委員会,全国文化財保存技術連合会
※(1)「選定保存技術」とは
文化財は先人の築き上げた大切な遺産であり,私たちはこれを保存して後世に伝えていく重大な責務があります。
文化財保護法では,文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能である「文化財の保存技術」のうち,保存の
昭和50年の同制度創設後,現在までに随時選定・認定が行われ,保持者・保存団体による伝承者養成事業の実施をはじめ,技術の保存・伝承に多くの努力が払われています。
[参考]文化財を支える伝統の名匠リーフレットURL
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/shuppanbutsu/bunkazai_pamphlet/pdf/pamphlet_ja_08.pdf
(2)「選定保存技術」の選定・認定数(令和元年10月11日現在)
選定保存技術75件
保持者選定件数48件保持者数57人
保存団体選定件数37件保存団体数39団体(34団体)
・保存団体には重複認定があるため,()内は実団体数を示します。
・同一の選定保存技術について保持者と保存団体を認定しているものがあるため,保持者と保存団体の計は選定保存技術の件数とは一致しません。
<担当>文化庁文化財第一課
- 課長
- 田村真一(内線2884)
- 課長補佐
- 山崎智紀(内線3102)
- 活用連携係長
- 宮本隆行(内線2885)
電話:03-5253-4111(代表)
03-6734-3168(直通)
別紙
選定保存技術保存団体一覧(61.5KB)

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