重文001

尻屋埼灯台

  • 明治9年(1876)
  • 構造形式/金属製、煉瓦造、建築面積82.03㎡
  • 指定年月日/2022.12.12
  • 所在地/青森県下北郡東通村大字尻屋字尻屋崎1番1
  • 緯度・経度/北緯41度25分48秒・東経141度27分43秒
  • 所有者/国(海上保安庁)

提供・東通村教育委員会

青森県の下北半島の北東端、尻屋崎に位置する。北は津軽海峡、東は太平洋を望む絶景の地に建つ洋式灯台。太平洋側に建設された初期の煉瓦造灯台の一つで、東北地方初の洋式灯台である。明治9年の建設で、設計指導は、我が国の数多くの洋式灯台を設計した英国人技師、リチャード・ヘンリー・ブラントンである。ブラントンが日本で最後に手がけた灯台の一つで、同人による灯台の集大成ということができる。壁を内外で二重にした二重円筒形式で、高さ32.8mと現役の煉瓦造の灯台では日本一の高さを誇る。また、霧信号が設置された最初の灯台であることも希少である。