重文002

犬吠埼灯台

  • 明治7年(1874)
  • 構造形式/金属製、煉瓦造及び鉄筋コンクリート造、建築面積84.81㎡
  • 指定年月日/2020.12.23
  • 所在地/千葉県銚子市犬吠埼9576番地
  • 緯度・経度/北緯35度42分28秒・東経140度52分07秒
  • 所有者/国(海上保安庁)
  • 犬吠埼灯台旧霧笛舎
  • 明治43年(1910)
  • 構造形式/鉄造、建築面積102.25㎡、鉄板葺
  • 犬吠埼灯台旧倉庫
  • 明治7年(1874)
  • 構造形式/煉瓦造、建築面積42.98㎡、桟瓦葺

犬吠埼灯台は,関東平野最東端の銚子半島から,太平洋に突きだす,犬吠埼の崖の上にたつ,現役の灯台である。

慶応4年(1868)に来日,明治9年に帰国するまでに多くの灯台の建設を主導した,イギリス人技師R・H・ブラントンの指導で建設された。

灯台は,明治7年の初点灯で,高さ31m,煉瓦造の二重壁構造である。地震の多い我が国に建設された初期の煉瓦造塔状構造物として,先駆的な技術が使われている。北太平洋航路のための最初の灯台として,我が国の近代海上交通史上,高い価値が認められる。明治43年建設の旧霧笛舎も併せて保存する。

棟附:旧レンズ(1点)、件附:囲障(1所)、旧日時計(1基)