重文003

清水灯台

  • 明治45年(1912)
  • 構造形式/金属製、鉄筋コンクリート造、建築面積5.86㎡
  • 指定年月日/2022.9.20
  • 所在地/静岡県静岡市清水区三保
  • 緯度・経度/北緯35度00分38秒・東経138度31分50秒
  • 所有者/国(海上保安庁)

駿河湾を望む三保半島の突端に位置する、明治45年建設の洋式灯台。明治中後期に、全国的な航路網が充実する中、清水港の修築工事と一連で計画、整備された、近代航路標識の展開を物語る灯台。設計施工は逓信省航路標識管理所で、我が国初の鉄筋コンクリート造灯台であり、現存最古級の鉄筋コンクリート造建造物としても貴重である。また、その八角形の平面形状は、大正期以降の鉄筋コンクリート造灯台の一つの規範となり、歴史的に重要である。

件附:旧日時計(1基)