重文006

経ケ岬灯台

  • 明治31年(1898)
  • 構造形式/金属製、石造、建築面積82.36㎡
  • 指定年月日/2022.12.12
  • 所在地/京都府京丹後市丹後町袖志小字経ケ岬
  • 緯度・経度/北緯35度46分24秒・東経135度13分36秒
  • 所有者/国(海上保安庁)
  • 経ケ岬灯台旧第一物置
  • 明治31年(1898)
  • 構造形式/石造、建築面積74.41㎡、金属板葺

京都府の日本海側最北端、若狭湾を東に臨む経ケ岬に位置する洋式灯台。明治31年の建設で、設計監理は逓信省航路標識管理所による。高さは13.7m。日清戦争後の海運助成の拡大により、明治後期から灯台建設が進捗した、日本海沿岸に建つ第一等レンズを備えた灯台。近畿地方における、日本海側航路の安全・発展に寄与した。重いレンズを水銀で浮かせて回転を容易にする水銀槽式回転装置導入の嚆矢であり、これによりレンズの光力増大と閃光方式の多様化が可能になった。

件附:旧便所(1棟)