重文008

美保関灯台

  • 明治31年(1898)
  • 構造形式/金属製、石造、建築面積77.69㎡
  • 指定年月日/2022.2.9
  • 所在地/島根県松江市美保関1338番17
  • 緯度・経度/北緯35度34分03秒・東経133度19分31秒
  • 所有者/国(海上保安庁)
  • 美保関灯台旧吏員退息所
  • 明治31年(1898)
  • 構造形式/石造、建築面積137.49㎡、鉄板葺
  • 美保関灯台旧第一物置
  • 明治31年(1898)
  • 構造形式/石造、建築面積75.15㎡、鉄板葺

提供・松江市

リアス式海岸である島根半島の東端、地蔵崎(じぞうさき)に位置する。地元からの誓願や、日清戦争後の海運助成の推進により、明治後期から灯台建設が進捗した、日本海沿岸に建つ洋式灯台である。明治31年の建設と、山陰地方最古の石造灯台で、明治初期にブラントンの指導で建設された灯台の形式を引き継ぎながら、日本人技師が設計・施工監理を実施した。旧吏員退息所、旧第一物置、便所、囲障(いしょう)(石塀)等、当初の施設や構えを現地でよく残すことも重要である。山陰地方航路の安全・発展に寄与した灯台として価値が高い。

棟附:旧レンズ(1点)、旧転轆式回転装置(1式)、件附:便所(1棟)、囲障(1所)、旧日時計(1基)