重文010

角島灯台

  • 明治8年(1875)
  • 構造形式/金属製、石造、建築面積67.25㎡
  • 指定年月日/2020.12.23
  • 所在地/山口県下関市豊北町大字角島2343番地1
  • 緯度・経度/北緯34度21分09秒・東経130度50分28秒
  • 所有者/国(海上保安庁)、下関市、公益社団法人燈光会
  • 角島灯台旧官舎
  • 明治8年(1875)
  • 構造形式/煉瓦造、建築面積161.46㎡、桟瓦葺
  • 角島灯台旧倉庫
  • 明治8年(1875)
  • 構造形式/煉瓦造、建築面積19.68㎡、桟瓦葺

提供・下関市教育委員会

角島灯台は,下関市の北西,響灘から日本海へ廻る交通の要衝に建つ,現役の灯台である。

イギリス人技師R・H・ブラントンの指導による灯台の一つで,明治9年に初点灯した。旧官舎と旧倉庫も同時期の建設である。

角島の西端に建つ,高さ30mで,竣工時には石造では最も高い灯台であった。日本海側に最初に設置された洋式灯台として,近代の航路標識の整備の展開を知る上で重要である。灯台守が暮らした旧官舎は資料館として公開されている。日時計や灯火の回転装置も併せて保存を図る。

件附:旧日時計(1基)、旧回転装置巻上機(1基)