重文011

六連島灯台

  • 明治4年(1871)
  • 構造形式/金属製、石造、建築面積57.71㎡、囲障附属
  • 指定年月日/2020.12.23
  • 所在地/山口県下関市豊北町大字六連島字船着654番地
  • 緯度・経度/北緯33度58分41秒・東経130度52分04.5秒
  • 所有者/国(海上保安庁) 下関市

提供・下関市教育委員会

六連島灯台は,関門海峡の西,響灘に浮かぶ六連島の北東端の断崖上に建つ,現役の灯台である。

兵庫開港にともない,瀬戸内海に整備された灯台5基の一つで,イギリス人技師R・H・ブラントンの指導で建設され,明治4年に初点灯した。

高さ10mで,我が国最初期の石造灯台として貴重である。航路が屈曲し,難所となっている関門海峡の航行の安全のために設置され,我が国の海上交通史上価値が高い。海峡内の岩礁に建てられていた旧俎礁標は近代航路標識技術の一端を示しており,併せて保存を図る。

件附:旧日時計(1基)、石垣(1基)、旧俎礁標(1基)