部埼灯台は,関門海峡の東,瀬戸内海に突き出す部埼の尾根上に位置する,現役の灯台である。
海峡の西の六連島灯台と同時期の建設で,イギリス人技師R・H・ブラントンの指導により,明治5年に初点灯した。
高さ10mの石造灯台で,扇形平面の付属舎が東側から取り付く。旧昼間潮流信号機は腕木式で潮流の方向と速さを表示したもので,瀬戸内海及び関門海峡に特有の航路標識として,旧官舎とともに保存を図る。
件附:旧日時計(1基)、石垣(2基)