台湾航路整備のため屋久島北西の永田岬に築造された煉瓦造灯台。灯塔上部にバルコニーを廻らし、下部に扇形平面の付属舎をもつ。入口にペディメントと柱形を表し、付属舎とも軒に歯飾を飾る。現存する明治期灯台で最南部に位置し峻険な要衝の景観に寄与する。