「日本遺産(Japan Heritage)」について

1.「日本遺産(Japan Heritage)」とは

(1)我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定

「日本遺産(Japan Heritage)」は(地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。

「日本遺産(Japan Heritage)」パンフレット(19.3MB)

「日本遺産(Japan Heritage)」パンフレット(英語版)(6.5MB)

日本遺産ポータルサイト

※日本遺産に関する情報を一元的に取得できるサイトです。

※各認定ストーリーや所在地のほか,動画なども掲載し,ビジュアル的に楽しめるサイトを目指しています。

(2)世界遺産や指定文化財との違い

世界遺産登録や文化財指定は,いずれも登録・指定される文化財(文化遺産)の価値付けを行い,保護を担保することを目的とするものです。一方で日本遺産は,既存の文化財の価値付けや保全のための新たな規制を図ることを目的としたものではなく,地域に点在する遺産を「面」として活用し,発信することで,地域活性化を図ることを目的としている点に違いがあります。

(3)認定による効果

「日本遺産」に認定されると,認定された当該地域の認知度が高まるとともに,今後,日本遺産を通じた様々な取組を行うことにより,地域住民のアイデンティティの再確認や地域のブランド化等にも貢献し,ひいては地方創生に大いに資するものとなると考えています。

(4)これまでに認定された「日本遺産(Japan Heritage)」

2.「日本遺産(Japan Heritage)」の認定

(1)認定に当たって

「日本遺産」として認定するストーリーは,次の3点を踏まえた内容とします。

1
歴史的経緯や(地域の風土に根ざし世代を超えて受け継がれている伝承,風習等を踏まえたストーリーであること。
2
ストーリーの中核には,地域の魅力として発信する明確なテーマを設定の上,建造物や遺跡・名勝地,祭りなど,地域に根ざして継承・保存がなされている文化財にまつわるものが据えられていること。
3
単に地域の歴史や文化財の価値を解説するだけのものになっていないこと。
日本遺産として認定するストーリーには次の2種類があります。
  • ・単一の市町村内でストーリーが完結する「地域型」
  • ・複数の市町村にまたがってストーリーが展開「シリアル型(ネットワーク型)」
  • また,ストーリーを語る上で不可欠な文化財群には,地域に受け継がれている有形・無形のあらゆる文化財を対象とすることができ,地方指定や未指定の文化財も含めることができますが,国指定・選定文化財を必ず一つは含めることとする必要があります。

(2)認定申請の手続き

年に1回,文化庁が都道府県教育委員会を通じて,「日本遺産」認定の希望に関する募集を行います。

1

申請者

日本遺産の申請者は市町村とし,文化庁への申請は都道府県教育委員会を経由して提出してもらいます。

シリアル型の場合,原則として市町村の連名としますが,当該市町村が同一都道府県内に所在する場合は当該都道府県が申請者となることも可能です。

2

認定申請を行うに当たっての条件

地域型での申請に当たっては,歴史文化基本構想又は歴史的風致維持向上計画を策定済みの市町村,若しくは世界文化遺産一覧表記載案件又は世界文化遺産暫定一覧表記載・候補案件を有する市町村であることが条件となります。

(3)日本遺産審査委員会による審査

提出されたストーリーは,日本遺産審査委員会において,以下の審査基準に基づく審査を経て,「日本遺産」に認定されます。

  • ・認定基準
1
ストーリーの内容が,当該地域の際立った歴史的特徴・特色を示すものであるとともに我が国の魅力を十分に伝えるものとなっていること。
2
日本遺産という資源を活かした地域づくりについての将来像(ビジョン)と,実現に向けた具体的な方策が適切に示されていること。
3
ストーリーの国内外への戦略的・効果的な発信など,日本遺産を通じた地域活性化の推進が可能となる体制が整備されていること。

3.「日本遺産」のロゴマークについて

文化庁が認定する「日本遺産」にて表示いただくとともに各種パンフレットなどにおいて表示することにより,日本の魅力溢れる文化・伝統が世界に発信されるべく,「日本遺産」のロゴマークを決定しました。

ロゴマークの使用にあたっては,
「日本遺産(Japan Heritage)」ロゴマーク使用の手引き(68KB)」に則り,
「日本遺産(Japan Heritage)」ロゴマークの使用マニュアル(1.1MB)」に従って御使用いただけます。

「「日本遺産(Japan Heritage)」ロゴマーク使用の手引き」1.(2)に記載の届け出先は,以下のとおりです。届け出を受理しましたら,協議会よりロゴマークのデータが届きます。データは,必ず「「日本遺産(Japan Heritage)」ロゴマークの使用マニュアル」に則り,御利用ください。

新聞(テレビ)雑誌等報道関係機関の皆様は,以下の連絡先に御連絡願います。文化庁からロゴマークのデータを送付いたします。

住所 メールアドレス 電話番号
新聞(テレビ)
雑誌等報道関係機関
東京都千代田区霞が関3-2-2
文化庁記念物課日本遺産担当宛
japan-heritage@mext.go.jp 03-5253-4111
(内線4768)

4.日本遺産を通じた地域活性化への支援

日本遺産として認定されたストーリーの魅力発信や,日本遺産を通じた地域活性化については,「日本遺産魅力発信事業」として,日本遺産に関する(1)情報発信・人材育成,(2)普及啓発事業,(3)調査研究事業,(4)公開活用のための整備に対して文化芸術振興費補助金を交付するなど,文化庁が積極的に支援します。

5.「日本遺産」事業の創設に至るまで

文化庁では,日本遺産魅力発信推進事業を創設するに当たり,委託による「日本遺産」調査研究事業を実施し,報告書として取りまとめました。

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