重文009

出雲日御碕灯台

  • 明治36年(1903)
  • 構造形式/金属製、石造及び煉瓦造、建築面積97.46㎡
  • 指定年月日/2022.2.9
  • 所在地/島根県出雲市大社町日御碕字秘台原山1478番
  • 緯度・経度/北緯35度26分02秒・東経132度37分45秒
  • 所有者/国(海上保安庁)

提供・出雲市

島根半島の西端、日御碕に位置する。明治後期になって灯台建設が進捗した日本海沿岸に、明治36年に建設された洋式灯台で、高さ44mと、当時最も高い塔高を誇った。ブラントンが考案した二重円筒(にじゅうえんとう)構造を外側は石造、内側はレンガ造に応用するなど、洋式灯台技術の定着をしめす。設計は石橋絢彦(いしばしあやひこ)(逓信省(ていしんしょう)航路標識管理所)で、日本人技師が手掛けた石造灯台の到達点として評価される。美保関灯台とあわせ、山陰地方の航路の安全・発展に寄与した。

件附:囲障(1所)