神奈川県038

本郷台駅前県市等合同施設(神奈川県立地球市民かながわプラザ)(あーすぷらざ)

  • 1997年竣工
  • 設計/神奈川県都市部・松本陽一設計事務所
  • 施工/大林・松井・三木・明誠・白井・特定建設工事共同企業体
  • 構造形式/鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階地下2階建、陸屋根
  • 用途/文化施設
  • 所在地/神奈川県横浜市栄区

JR京浜東北線本郷台駅前の広大な敷地に建つ県市等合同施設(通称あーすぷらざ)は、神奈川県と横浜市が共同事業で建設した、学習センター、情報・相談センター、サポートネットワークの3つの機能を持つ複合施設である。松本陽一設計事務所の設計により1997(平成9)年に竣工した。地下2階・地上6階の近未来的な外観の建物は、宇宙船「地球号」に見立てて計画され、ロケットに見立てたエレベーター塔からブリッジを渡り円形平面にまとめられた建物の中央アトリウムから目的の場所へ向かう。
「神奈川県立地球市民かながわプラザ」(あーすぷらざ)は県民の国際理解や国際平和、地球規模の課題について考え行動するための総合的施設であり、「職員キャリア開発支援センター・市町村研修センター」は神奈川県の人材育成機関で、県及び市町村職員の養成を行っている。そして、2階の「横浜市栄区民センター」(リリス)はホールを備え、市民の文化活動の拠点となっている。
建設から20年経過した今も、適切なメンテナンスにより多くの来館者を迎えている。

受賞歴等/神奈川県建築コンクール優秀賞