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モバイルにおける、いわゆる「マーケティング」というのは、もう既に始まっていまして、レコード販売に先行してネット配信するとか、携帯で小説を発表して、それで評価が定まったところで、ちゃんとした小説本を出版するとか、色々な形で出てきています。
我々は、才能のある原石を磨いていく「プロセス」をモバイルの中で完結させていくにはどうしたらいいかという議論をしました。そういった意味で、まず一般ユーザーがどう評価するか。それを専門家なり、もしくはある一定のオピニオンが評価していくというプロセスを経て、その才能、そのコンテンツが面白いか面白くないかを評価するということは、現状、モバイルで十分できるわけです。そういう結果も色々出ています。
じゃあ、そのアーティストなりクリエーターが本当に才能が有るのか、無いのか。若しくは、プロになる、プロにしていく「プロセス」というものを、十分評価してあげられるかというところがまだ無いわけです。
モバイル社会から生み出した全く新しいクリエーターを、育てていく「プロセス」をモバイル上に構築していくことをマーケティングの重要な役割の1つとし、そこから色々なコンテンツが生まれ、経済的な評価を得、きちんと印税がもらえるようになっていく。プロとしてデビューするひとつのきっかけにする。そういう仕組みをモバイル上に構築していかなければいけない。そういう議論をしました。 |