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指定・登録の動向Trends in designation and registration

産業と暮らしを支え続ける

近代の文化財には、建設当時の機能を維持したまま、今も使われ続ける施設が数多く存在します。その中には、産業や日々の暮らしに直接かかわる生産施設、商業施設、公共施設も含まれ、建造物としては、百貨店、オフィス、温泉、庁舎、学校、駅舎、工場、橋、ダムなど様々なタイプを確認することができます。

これらは文化財であるとはいえ、施設本来の目的を達成するために、機能性や安全性を確保し続ける必要があります。そのためには、部位の劣化を早期に発見して健全な状態に回復すると同時に、近年頻発化・激甚化する自然災害への対応として耐震性等の向上を図ることが求められます。また、特に商業・業務施設については、めまぐるしく移り変わる時代の要請にも対応しなければなりません。

これらの施設を文化財として円滑に保護していくためには、個々の施設の特性を見極めた上で、保存すべき価値の所在や保存・活用の考え方及び手法を明らかにした保存活用計画を作成しておくことが大切です。文化庁では、保存活用計画の策定や、文化財の耐震診断・耐震補強に対して支援を行っています。また平成30年の文化財保護法の改正によって、国の認定を受けた保存活用計画については、事務手続きの弾力化が可能となりました。参考資料は以下の通りです。

参考資料
  • 国指定等文化財の個別の保存活用計画について
  • 重要文化財(建造物)保存活用計画策定指針
  • 重要文化財(建造物)保存活用標準計画の作成要領
  • 重要文化財(建造物)耐震診断指針
  • 重要文化財(建造物)耐震診断・耐震補強の手引(改訂版)
  • 重要文化財(建造物)耐震診断・耐震補強の手引(改訂版)事例集
神奈川県庁舎
神奈川県庁舎
(神奈川県、昭和3年、重要文化財)
(提供:神奈川県)
髙島屋東京店
髙島屋東京店
(東京都、昭和8年・同29年増築、重要文化財)
(提供:高島屋)
白岩堰堤
白岩堰堤
(富山県、昭和14年頃、重要文化財)
角島灯台
角島灯台
(山口県、明治8年、重要文化財)
(提供:海上保安庁)
道後温泉本館
道後温泉本館
(愛媛県、明治27年他、重要文化財)
(撮影:小野吉彦)
佐世保重工業250トンクレーン
佐世保重工業250トンクレーン
(長崎県、大正2年、登録有形文化財)
近鉄宇治山田駅
近鉄宇治山田駅
(三重県、昭和6年、登録有形文化財)
(撮影:小野吉彦)
読書発電所
読書発電所
(長野県、大正12年、重要文化財)
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